三焦経(2)

2010/09/26 Sun

今日26日北千住では学園祭に

早稲田にサンバクラブが参加して

北千住の町に踊り出た!

本物が揺れて目の前を通ります!

やはり音楽が凄いですね。
北千イメージ 2
近くに居ると血が踊ります~



前日25日は好漢医学林土曜勉強会

先日北千住治療院にて土曜日の勉強会でした。

三焦について勉強会を開きました。

土曜と日曜と同じ所を講義しています。

これは前回の三焦経の続きです。

三焦経は前腕で橈骨側と尺骨側に分かれます。

橈骨内縁部を通る三焦経は

筋緊張に効力があります。

尺骨内縁部を通る三焦経は

免疫の強化に効力があります。

しかし両方を使えば効果は半減します。

それは刺激が分散されるからです。

鍼灸も湯液療法も刺激箇所を少なくすることが、

治療効果を最大にする秘結なのです。


これを仮に人体を部屋に例えれば、

ある部屋の掃除を人に命じます。

机の中を綺麗にしなさいと言えば

机の中が片付きます。


これが部屋全体を掃除しなさいといえば、

今は必要の無い窓や床が綺麗になりますが、

必要がある机の中は2の次になります。

この事でも分かりますが、

必要のある所に治療効果を挙げたいと思えば、

その部位だけに治療を行えば良いのです。

他の部位の刺激は必要がありません。

返ってこれが邪魔になり

肝心な所には刺激が行かないのです。

よって2時間も掛けて鍼灸治療されると、

得をしたように思えるが、

返って疲れてしまうのです。


湯液も多くの薬物が入ると

皆効くように思われますが、

これが部屋全体を掃除するようなもので、

肝心な所には手が入らないことになります。


例えば、浮腫を治療するのに、

利尿剤か発汗剤の両方を入れると、

一見効きそうですが、

実は気血はどちらにも行けないのです。

これは気血が利尿するには下に向かい、

発汗する為には上に行かなければならないからです。

気血はどっちに行けば良いのですか?

それこそ無駄な治療になって行きます。


我々鍼灸師は治療後の経絡の流れを

持続させたい時にも用います。

ここまで読むと三焦経だけの治療で

十分なように思えますが、

決してそうではありません。

三焦経は他の臓腑のお手伝いさんだからです。
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三焦経と治療1

2010/09/14 Tue

好漢医学林日曜勉強会

先日北千住治療院にて三焦について勉強会を開きました。

三焦とは臓腑では名前が無くて形が無いものです。

これは実態が無くて作用だけが有ると言う意味です。

この作用を仕事に当てはめて列記しますと

1.水道屋さんです。
  全身に上下水道を設置します。
  特に水の道による疾病が多い中、 
  この三焦経の役割が非常に大きいのです。

2.エネルギーセンターです。 
  熱の産生機関で熱を全身に送ります。

3.窓の開閉係りです。
  皮膚には窓という毛穴があります。
  ここを開いたり閉じたりして汗や熱を放散したり、
  閉じて熱を逃がさないようにします。

4.お弁当屋さんです。 
  穀物から得られた精微(栄養)を
  運ぶ手伝いをします。

5.屎尿処理屋さんです。
  排泄物を処理するのを手伝います。

その他の作用は色々と有ります。

実はこの手伝いが三焦の役割なのです。

他の臓腑の手伝いをしているのです。

よって古典では

「臓腑の外衛」と言われています。

よって鍼の治療後はこの三焦経を使うことが多いのです。

三焦経の経脈は薬指から出発します。

手の甲を上ります。

この手の甲は非常に重要なポイントです。

皆さんは寒くなった時、緊張した時、

不安に為った時に自然に手の甲を擦っている事があります。

実にこれです。

身体を暖めたい時、緊張とほぐす時、

ぎっくり腰、寝違いの時は手の甲の治療が有効です。

この手の甲の多くを三焦経が支配しているのです。

三焦経は更に手首から前腕に進みます。

ここで橈骨側と尺骨側に分かれます。

2つに分かれるのは聞いたことが無いでしょう。

しかし実際には2本に分かれた三焦経は

他方とは全く作用が違うのです。

よって2本として成立するのです。

この続きは次回25日の土曜会の後に致します。

経絡治療 素読会 4

2010/08/19 Thu

今回で夏季集中素読会は終了しました。

難経本義諺解素読の内容は

春の弦脈が実で強くなると

陽脈になり、
「大過」になります。

この病の症状は、人はよく忘れ
恍惚となり、眩暈が起こります。

癲癇も起こるとされます。

考えるに木の芽時の癲癇発作を
表わしているようです。

弦脈が陰の脈になれば、
「不及」と言います。

症状は
胸が痛み、痛みが背中に引っ張り
下は両脇の下が腫れてくる。

肋間神経痛のような物でしょう。

夏の釣脈がやはり、
大過になれば、
身が熱し、膚が痛み、
これが身体に染み渡る。

これは熱中症のようですかね。

しかし今年の晩夏(長夏・土用)は暑いですねー
体温に近い気温です。

と各季節の症状が述べられています。

この四季ですが、五行でなく四行です。

水-火、木-金 の順の四行でした。

この順番が重要なのです。

(次回、五行論で説明いたします)

四季の季は季節の末の意味があります。

よって四季の最後の18日には
脾が支配する、土用が有るのです。

この土用で次の季節の準備をします。
こん土用の時に脾の力が無ければ
次の季節に病が発生します。

また各季節の中には
脾の緩和作用が入ります。

よってこの緩和の脈が少なくなると
人は病気になり、
無くなると死脈のなるのです。

脈だけでなく人の心も同じです。
如何にこの脾脈の柔らかい脈が
必要なのが分かります。

土用の中で一番重要のが、
夏と秋の間の土用です。

これから、木、火、土、金、水
五行が生まれました。

難経本義諺解3

2010/08/16 Mon

今回の難経素読の会では

四季の歌ではなく

「四季の脈でした。」

人体は春夏秋冬の気温などの変化を
身体が季節に順応するために
体内で変化させています。

東洋医学では季節の影響を受ける人体を
的確に捉えようとしているのです。

これが脈に反映しているのです。

経絡治療では、人の脈を診て、
季節による体調の変化と病脈を区別しています。

例えば
「春の脈は弦脈」です。

冬から脱して活動するために
身体全体に気血を送る働きで、
柔らかく大きな脈です。

植物の葉のような柔らかい脈が健康体の脈です。

これから活動しようとする脈です。

木々も樹液を盛んに流します。

よって、
メープルシロップもこの時期しか取れません。

人も、この体液の流れを阻害しないように、
緩やかな服を着るのが良いのです。

身体を締めてはいかないのです。

脈が弦よりも実で強になれば
「大過」と言い、
これは病が外に在る事が分ります。

これは病気が外から来ていて、
人の気血も体表に集まっています。

よって脈も陽脈を表わしているのです。

逆に脈が虚で微脈になれば
「不汲」と言います。
病が内に在る事になります。

人の気血も体内の奥に在ります。

弦脈が益々実して滑るような脈は
「病気の脈」です。

更に強く弓が張られたような脈ならば
死にます。

よって春の脈は弦脈でも
そこには柔らかい物が含まれている脈のことです。

それぞれの季節の脈を挙げて、
大過、不及、病、死の脈が論じてあります。

このように季節により外界の変化を
身体の内界と合わせる様に、
人の脈が変わって行き、
人体を季節に対応しているのです。

よって人の身体は夏や冬など四季により
気血の流れや集まる場所が違うのです。

これに順応できないと病気になるのです。

難経本義諺解2

2010/08/12 Thu

前回の尺脈が重要との話ですが、
「尺脈て、何??」
と思われた方も居られると思います。
今回はこれを解説したします。

腕にある橈骨動脈を
3つの部分に分けて、
手の方から寸口、関上、尺中と言います。
大雑把に分けますと 

寸口は顔や胸の部分の上焦を司ります。
身体の表面や頭や呼吸器ですね。

関上は臍から上の中焦を司ります。
主に消化器関係が多いですね。

尺中は臍から下の下焦を司ります。
主に泌尿生殖器系と足の運動系です。

どれも重要な部分ですが、
普通の人間は気が昇り過ぎて
頭ばかりに気血が行ってしまうのです。
まるで幽霊球(鬼火)の様に足がありません。

よって健康の為には
食事と運動を強調されます。
これは中焦と下焦に当たります。

今回の古典では
この下焦の尺脈が無くなりますと、
腎虚(一般的には高齢者の証)ばかりでなく、
気血の上昇によって起こる病です。

上焦の欝から吐かせるかどうかの
問題が論じてありました。

現代の人も多くのストレスで
特に頭に気血が集まり過ぎていると思います。

ノイローゼ、不眠症、花粉症、アトピー
脳血管障害、ホルモン系、直ぐに切れる、などの病も

この気血を下げる事で、
身体の正常なバランスを保てます。

また大人は色々なシガラミやらが有り複雑ですが、
子供は簡単です。

発熱ですら、気血を足に(下に)降ろせば
それだけで十分に治ることも有るのです。

樹の根っ子に当たる尺脈を大切にして下さい。

プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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