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けがに

2016/06/15 Wed

繆刺論篇第63-20.怪我2

前回は人が高い所から落下して

外傷を受けました。
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マイ吉の模擬転倒です。

子供は体重が軽いから怪我も少ないのですが、

老人は体重が有るし、骨がモロイから大変です。

墜落した事による、外傷から、

内出血などで血の流れが阻害されました。

これは血が内部に停滞して、

瘀血(悪血)になります。

この為にお腹がパンパンに張って

大小便不通の症状を起こしたのです。

悪血とは部分的停滞血液と考えて下さい。

この時は、先ずは、

お通じを付けるために承気湯のような

お薬を服さねばなりません。

承気湯は漢方薬で下剤ですが、

下痢を目的としていません。

気を巡らす薬と考えた方が良いようです。

落下して、外傷を受けた人は、

筋骨に障害を受けている事が多いので、

以下のように、順に治療するのです。

古文に入ります。

(古文)

此れ上厥陰之脉を傷ぶる。

下も少陰之絡を傷ぶる。

足の内踝之下然骨之前を刺して。

血脉より血を出だす。

足跗(そくふ)上動脉を刺す。

已え不れば三毛の上を刺すこと。

各一痏(いちい)。血を見て立ちどころに已ゆ。

左は右を刺し。右は左を刺す。


(ジョージ)

治療順位ですが

1.身体の上部は厥陰肝の脈が傷つけられています。


これは筋が肝蔵、骨は腎蔵の支配を受けているのと、

肝は中焦、腎は下焦と考えられます。

従って足の内踝の下の然谷の前を刺すのです。

またこの付近の血脈から血を出させる。

これは謬刺編の最初に出て来ましたので、

皆さん記憶に在ると思います。

次は、

2.身体の下部は少陰腎の絡が傷つけられるのです。

足の跗上の動脉部の胃経の衝陽の穴を刺します。

何故に胃経かと驚いてください。

王冰注では

「胃の原也。刺す事3分、留める事十呼吸、灸するは3壮すべし」

と書かれています。

張氏は肝経の太衝穴にしています。

こちらの方が良いようです。

衝陽穴は解谿から足指に向って撫で下ろし、

止る所で動脈の拍動が触れます。

胃経の瀉法ならば陥谷穴=兪木穴。

木剋土も良いようですね。

それでも癒えかければ、

三毛の上の大敦穴を各々1回刺します。

大敦穴=井木穴は普段では痙攣性の疾患に用います。

血を見たら立ちどころに治ります。

この際に左が病む者は右を取り、右を病む者は左を取ります。

次の文が面白いです。

(古文)

善く悲驚して樂ま不るは。

刺すこと右の方の如し。

(ジョージ)

しきりに悲しんだり、驚いたりして

楽しまない者を治療するのも

右の方法に準じて行います。

この付録を諺解では衍文と言っていますが、

これは何かの恐怖で

ビクビクしている人を指しているようですね。

この様な精神的動揺を起こしている人を

足の刺鍼で治せるのは嬉しいですね。

前然谷穴と衝陽穴の治療を試したく有りませんか。

是非にお試しあれ。

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マイ吉君は圧迫に堪えているのか、嬉しいのか、

彼の心境は わかりません。

ここまで繆刺編を進んで来ましたが

まだまだ、半分も進んでいません。

このまま進んでいても、何時終わるやら。

私も今回の怪我で体力の衰えを痛感したしました。

そこで、早く経絡治療を終わりたいと思いますので、

未だ残っている、肝虚証と肺虚症を

進めたいとも思うのです。

今後は少し方針を考えたいと思います。

今は得意技の決断は先送り戦法モードです。
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