癌の治療 虚実論(7)

2010/12/03 Fri

癌の治療 虚実7

 ここで今までの虚実論をまとめますと。

病気の強さは気血(精気)の強さで決まります。

「虚」とは体力は減退するが邪気も弱い。

「実」とは体力が旺盛ですが邪気も強いのです。


 要するに、邪気も気血(精気)も相手次第なのです。

強ければ強く反応し、弱ければ相対的に弱く反応致します。

これが重要なのです。

よって治療も

「虚」に対しては弱い刺激の治療を

「実」に対しては強い刺激の治療を致します


しかし、精気が弱いと邪気は何故弱いのかです。

これが漢方の特徴とも言えます。

気血が弱い所には邪気も留まらず、

通過するしかありません。

これは癌の治療の時も同じです

現代の癌治療は、癌細胞を攻撃しようと、

色々な抗がん剤やコバルトを照射いたします。

抗がん剤は確かに癌細胞を攻撃しますが、

反対に患者の正常な細胞にも、

免疫力のある細胞にも攻撃します。

まるで自分の身体も切てしまう両歯の剣です。

これでは患者の身体が付いて行きません。

身体の精気も免疫力もガタガタになり、

返って患者の寿命を短くします。

しかし東洋医学では直接に癌細胞を攻撃していないのです。

この場合は共存を考えるのです。

癌細胞の存在を認めるのです

癌細胞が暴れさせないようにユックリと付き合うのです。

患者の体力を上げて自分の免疫力を増やします。

かつ癌細胞からの悪影響を極力回避します。

その内に体力をも作る方法が東洋医学なのです。

これは体質を変えるという発想の丸山ワクチンに

通じるものがあります。

以前、肺癌の治療をしていた時に

患者さんが帰る時に何時も

「身体から癌が無くなった様に気持ちが良いです」

「ゆっくり楽に呼吸ができます」

と言っておられました。

これらの皆さんは既にお亡くなりになりましたが、

最後まで人間らしく生活が出来て感謝されていました。

私も癌になったら、この様な最後を送りたいです。

勉強会の皆さん宜しくお願い致します。
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

Secret

東洋医学と癌治療について

癌治療を興味深く読みました。
癌細胞を化学療法で殺すのではなく、患者自身の免疫力をUPさせ癌細胞を消滅させるということでしょうか?
また、体内に癌細胞と免疫細胞が共存できるのでしょうか?
体力がUPすれば当然癌細胞もUPするのではと考えます。
今後高齢社会になります。
東洋医学と癌治療についてもっと教えてほしいです。



共存

「東洋医学=人間らしく生活できるための治療法」
とのこと☆とても勇気づけられました。

しかしながら、治療の質を上げていかなければ、患者さんの期待・信頼にこたえて差し上げることはできないですね。

これから精進していきたいです。

私ごと・・。
昨日、次男(1年生)が発熱・頭痛・嘔吐で学校を休みました。
朝起きて、「夜は体が熱くて眠れなかった。」と言い、ほほが真っ赤でした。

早速、嘔吐の小児はりをやってみたのですが、すぐに改善しなかったので、午後から小児科に行き、「少ない確率ですが、髄膜炎かも。もしそうだった場合は一晩放置してしまうと危険です。大きい病院に行った方がいいので紹介します。」と言われ、救急のある病院に行きました。

血液検査で、白血球・CRPは通常値だったことと、髄膜刺激症状(ケルニッヒ徴候と座位で顎を胸に付ける動作時の痛み増強)が弱かったので、経験豊富な小児科の先生に「髄膜炎ではない。」とおっしゃっていただいて、鎮痛剤をもらって帰宅しました。

未熟な鍼灸師の母親よりも、病院の検査や熟練の小児科医によって、安心できて良かったと思いました。

いい経験をしました。

まさに

まさに東洋医学の醍醐味ですね

MGRさんへ

お子さん、普通の発熱、嘔吐で良かったですね。
これからは体質改善に時々治療をしてあげて下さい。
元気なお子さんになります。
発熱した時はあわてずに足を握って下さい。
忘れていましたね。(落ちついてね)

まめぴよさんへ

東洋医学は局所の症状の治療ではないので、
全体を診ての治療を忘れない事です。
ゆっくりと体質改善が重要です。
患者自身が調節できれば、治療は必要ありません。
先ずは診断して、証(病名)を決める事が必要です。

プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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