「今日は寒かね~」陰陽虚実論(6)

2010/12/20 Mon

陰陽虚実論(6)

あるサラリーマンの会話

A君「今日も寒かとー」

B君「何こくだ、何時もよりは暖かいべ」

A君「なんば、言とると、こげに寒か時にー」

B君「おめえ、どうかしとるぞ、九州出身だか、しかたなか」

A君「お前こそ、東北出身だから、この寒さは分からんと」

B君「寒いと思えば、寒くなるのだべ」

A君「あ~私の身体は人には分からんとね」

この会話からA君は東洋医学では陽虚証を表しています。

だから、いつも「寒い~」「寒か~」と言っています。

こんな事を言っているから、懐も寒くなるのです。


陽虚証=外寒(がいかん)を現す。

この外寒の意味は、

陽は外と熱と表します

(陽=外側と熱)

虚は寒熱が反対になりますから

(陽の熱の性質が変化→寒い)

熱が寒に変化して、外寒に成ります

よって症状は「寒がるのが特徴」

A君のように、手が寒い、足が寒い、身体が寒いと訴えます。

余談ですが、懐が寒いのは経済の関係です。

ついでにもう一言、

東洋医学ではこの部分を臓腑病証論の項目になります。

今までは東洋医学を面白いと思っていた初学者さんの多くは、

この臓腑病証論でつまずき、離れて行きます。

これは残念ですし、もったいない事です。

なぜならば我々に教科書や授業では、

基本的なこの理論を飛び越えて

心気虚は先天の不足や情動の失調、

 慢性病、息切れ、倦怠、自汗 云々

心陽虚は長期に渡る心気虚より起こり、

 心悸、胸痛、虚寒、四肢の冷えが起こる。

心血虚は血の不足により…心悸、不眠、めまい

心陰虚は心の陰血の不足で…心悸、不眠、五心煩熱

と症状が羅列されています。

これでは理由なしに暗記するしかありません。

暗記ほど詰まらない物はありません。

教科書の著者やこれを教えている教官も

この陰陽虚実論は常識として知っているのです。

しかし、聞いている初学者は知りません。

こんな簡単な理論で東洋医学を離れて行く人が多いのは

大変な悲劇です。
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ジャンル : 心と身体

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