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関が原の合戦 虚実論(10)

2010/12/30 Thu

陰陽虚実論(10)

23日のブログの
「冷えの陽虚証 陰陽虚実論(9)」の宿題だった話です。

陽虚証の状態と治療方法を話しましょう。

これを天下分け目の戦い関が原の合戦を例にとってみます。

関が原の合戦は

安土桃山時代の慶長5年9月15日(西暦1600年 10月21日)

西の石田三成と東の徳川家康でした。

配陣の軍勢では石田側ですが、

徳川家康は豊臣恩顧の武将を抱えている烏合の衆です。

ここは時間を掛けて、用心しながら進軍し、

背水の陣で石田の配陣に中に飛び込むのが

普通の考えではないかと思います。

   (関が原の 合戦図)

石田三成軍 → 戦い ← 徳川家康 ← ← ← 通過← ← 
島津軍  
大谷軍                  傍観の毛利軍
   寝返る小早川軍

標高が高すぎる南宮山の麓に布陣の毛利秀元は除外と考えると

石田にとっては大変な合戦です。

石田側も小早川の寝返りを感知していないので、

家康が罠に飛び込んできたときは勝ったと思ったでしょう。

もしも、事前に小早川の裏切りが分っていたら

(実際は大谷軍が察知していた様子です)

どの様な戦いになったでしょうか、

それは丁度、石田側が陽虚証に成っている状態です。

後方の援軍を引き寄せれば勝算があります

この援軍が豊臣秀頼です。

歴史では秀頼を引っ張り出すのは無理ですたが、

我々の治療では、石田に援軍として引っ張り出させます。

放置しておくと石田側が負けて陰虚証状態になるからです。

この時は早く手を打たないといけません。

陽虚証は古典では体表に寒邪が留まる事で、

上焦(胸から上の機能)が塞がるとあります。

これにより寒さで震えるのです。

よって、手足が冷たくなります。

気虚証の時の寒邪はどうしましたか

精気が弱いので、大きな戦いが起きずに通過しまいた。

身体が弱いのも助かりますね

気虚の場合は精気が弱いために、外邪は通過していたのに、

陽虚証はなぜ留まっているのでしょうか

何か別な部分(体表以外)に強い勢力が在るのですね

体表に無いのならば身体の奥です。

この精気の存在が寒邪を留まっているのでしょう。

しかし、この体内の勢力は症状として現れていません

陽虚証が強いので、この症状が現れているのです

陽虚証には身体の奥にまだ精気が存在しているのです。

それは次の述べる血実証や陰実証に似ていますが、

これを誤診する事が多いのです。

この血実証や陰実証はあくまでも実証ですから、

患者の体力は有るのです。

陽虚証は体力がありません


ここが大きく違うのです

気虚証から陽虚証に移行する時はありますが、

陽虚証から血虚証には移行いたしません。

陽虚証を応援(治療)するには、

表を補うことになります。

手足が冷たいからと手足の治療ではありません。

足にホットパックやヒーターは止めてください。

益々身体は冷えてきます。

見かけの治療は患者の為にも良くありません。

この時は上焦の気の流れを整えれば良いのです。

上焦は肺や心です。横隔膜以上です。

背部の治療が効果的です。

亡陽(ぼうよう)と言う言葉があります。

これは陽虚証が更に進み、

陽気が過度に消耗することで、

陰陽が分離して陽気が離れようとする症候です。

熱病時の発汗の多過で陽気の消耗が

過度の起こることでショック状態になるのです。
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

Secret

精気!

なるほど!
潜んでいたのは、精気だったのですね!

あの後、先生のヒントから考え直し、何かが身体の内に戦うものが四肢末端から集まってきているのだというところまで、たどりついたのですが、何かがすっきりいかず、悩んでいました。

陽虚だから気の兵隊さんは不足しているが、血虚ではないので、血の兵隊さんはいるはずだろうから、血の兵隊さんが身体の内に集結して戦っているのではないか。でもそれでは
、滞ってしまい於血になってしまうのかな、と、訳がわからなくなり、こんがらがってし
まっていました。

でも、行間を読むのは愉しいですね。

No title

歴史好きのオットが読んだら、興味津々になりそうですi-278
とっても奥深いと感心しながら読んでいますi-228
今年もあと1日。
いつも素敵なコメントとブログをありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎えくださいねi-189

小豆太さんへ

古典の行間を読むのは面白いでしょう。
色々な事を考えさせられます。
小豆太さんの血実は瘀血(おけつ)、大正解です。v-42

次は多くの女性を悩ませている瘀血(おけつ)の原因
である血実証と陰実証に入ります。
漢方薬は人により色々な薬が有りますが、
鍼灸は経絡で処理できましから簡単です。
但し、診断をすればですがね。

ふたごママさんへ

コメントありがとう~i-178
ご主人は歴史好きでしたかi-194
良いですね~
私も大好きです。i-179
特に裏で何が起きていたのかが面白いです。
魏志倭人伝も現地を歩きました。i-203
あれは倭人伝ではなく、多くは魏人の情報ですね。
なんて書くと興奮しましから、止めますが、
倭人伝に載っている倭人の習慣が面白いです。
あれで邪馬台国の社会情勢が伺えます。i-189
来年も宜しくお願いいたします。
ママさんも良いお年をお迎え下さい。i-1
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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