瘀血(おけつ)を発見 虚実論(11)

2011/01/05 Wed

瘀血の発見 虚実論11

今回は血実虚と陰実証を話に入ります。

図 陰陽の境界線↓↓ 
     陽≧気  血≦
     表部・熱  寒・内部

気は陽に含まれています。

血は陰に包含されますのです。

血実証が進み陰実証になると思えば良いでしょう。

よって陰実証の前に血実証を述べます。

血実証は血の運行障害です。

瘀血(おけつ)が主な症状です。

女性の敵である瘀血(おけつ)とは

瘀血とは汚い血が巡っているのではありません。

抹消の血液循環障害を言います。

例えば宅急便に例えると、

宅配の荷物は近くの宅配場には届くのですが、

その先の玄関に届かない事です。

視覚的にはが眼底動脈でも見られるそうです。


血虚証の原因には

感情や精神的な事で

抑鬱状態が続いていると起きます。

これは嫌ですね。会社でも安息の家庭でも

リラックスが思うように行えないのです。

精神的抑鬱が続いた場合は血の循環障害が発生します

最近はこの精神的な鬱の人が多くなりました。

患者を診て「最近何か悩み事でも?」と聞けば、

中には「あり過ぎです!」と堂々と答える人が居ます。

反対にこういう人は大丈夫ですね。(笑う)


自分はなんともないと言う人は返って危険です。

自分で何とかしようと頑張るからです。

本人は実証ですから、周りの人も

叩いても壊れない人だから大丈夫と

体調には気に掛けてくれません。

まだ血虚証ですから、大丈夫ですが、

これが進むと陰実証に変化して、

段々と身体の中が冷えて行きます

また、食事では辛い物や冷たい物の飲食物を

続けて摂取してゆく事でも起きやすいのです。

冷たい物を飲み続ければ身体は冷えるのは分ります。

古典の49難にも

「形寒え、飲冷すれば肺を傷る」とあります。

これは身体が冷えたり、冷たい物を飲んでいると、

肺に病が発しますという事です。

では、辛い物は、身体を温めるのではないのか?
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

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木曜日

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

年末年始、三重(副業)・愛媛(夫の実家に帰省)と車で移動もあり、正月気分もあり、コメントをさぼっていました。

好漢堂先生のブログは、コツコツと継続されていたんですね。
本年は頑張ってコメントしますので、ご容赦ください。

明日の治療もよろしくお願いします!
先生やM研修員、患者さんに久々にお会いするのが楽しみです。

そうそう、「冷えとり」というのが今、ひそかなブームのようです。
知り合いの方に、「ずぼらな青木さんの冷えとり毎日」っていう本がおすすめって言われました。
読んでみて、また、先生に質問するのが楽しみです。

陰実・お血はストレスと大きな関わりがあるのですね!

MGRさんへ

あけまして、おめでとうございます。
MGRさんは関西の人だったのですね!

鍼灸の免許を持つと治療や診断方法ばかりを気にして、
重要な基礎を論じていません。

古典に戻って、基礎を固めれば、診断は簡単です。
治療は自然に出来るようになります。

興味を失わないように基礎を勉強して下さい。
勉強会は16日ですから皆さんに連絡をお願いします。

冷え取りの本が出ているのですか!
面白いですね、私のも見せて下さい。
その前に陰陽虚実論を読んで下さいね。

陰陽虚実

いつも興味深く読ませていただいています。よく地中にあって見えない根の部分を陰とし、地上に見える幹や枝葉を陽に例えて、地上部分の幹や枝葉(陽)が瀕死の状態に見えても根っこ(陰)がしっかりしていれば大丈夫といいますよね。
夏に葉がすべて枯れてしまったシクラメンが冬に花を咲かせるのをまのあたりにするとそれも納得できます。この論理で考えると極端に言えば陽が虚していても陰実(平でしょうか)ならば大丈夫で陽が実(平でしょうか)でも陰が虚しているとつまり根っこがだめなら大樹は倒れるということになります。
陰陽虚実論(10)の中で、陽虚は体力がないとありますが、人間の身体は陽が虚してもバランスをとって簡単に陰が実になるというのではなく身体の奥にはまだ精気が存在するものの陰はそのまま据え置きだから、陽虚となると表で戦う力を出し切れないので全体としては体力がなく見えるということでしょうか?
また、気虚となると精気が弱いので邪が通過してしまうとありますが、気虚という精気の弱い状態から陽虚という精気のある状態には移行できるが(ここは理解できますが)、陽虚証から血虚証には移行しないとはどのように解釈すればいいのでしょうか?血虚証の方がより病が深いように思うのですが。

地山謙さんへ

お初のコメントありがとう。
私のブログを読んで頂いて、感謝します。
シクラメンの例えは良いですね。説得力がありますね。

陰陽虚実論ですが、
・・・虚証となれば、虚証が前面に出ているので、
体力がありません。
しかし表虚証の裏には陰の部分に気血が温存されています。
よって、寒邪がそこに留まっているという考えです。

・・・実証となれば、実証が前面にでてますから、
体力はあります。
こうなると、陽実証は陰実が隠れていると思われていますが、
これは気血が体表に集まっているので、
裏には気血が虚ではなく少ないと
考えて頂ければ良いと思います。

少ないと虚とはどう違うのかと言いますと、
同じ様な物なのですが、
虚が表に出ていないのです。
体力が十分に存在しています。
ここが大きく違います。

では風邪引きで例に取りますと、
(傷寒論の話になります)
初めは太陽病の表実証とします。
表実ですから発汗がありません、寒気もします。
しかし、誤治をしてこじらすと、
突然に陽証から陰証に変化致します。
放置していても陽明病から太陰病に変わります。
さらに陽明を通り過ぎて深い陰証の
少陰病や厥陰病になれば、
これは陽実証から陰虚証までの変化を見ます。
よって陽虚証から血虚証にも変化を致します。

この様に病人は変化が激しい場合があるのです。
よって、変化したときに手早くその証で治療すれば
直ちに病は治るのです。
よって、傷寒論では同じ風邪でも、
患者の体力や病期により治療法が違うのです。

だから我々は診断が重要だと言うのです。
診断さえすれば、
病気の原因やどの対処方法が理解できるのです。
こんな素晴らしい東洋医学を捨てないで見直して貰いたいのです。

患者の体力とその病期の治療法を確立している東洋医学は
ビックリするほど的確です。
私もまだまだ恩師には到達していない未熟者です。
これからも勉強をして行かないといけません。

ただ難解なものは分解して考える事です。
初めからズバではなく、皮を切り、肉を切り、
骨を切り、髄を切って行くと良いと思います。

人の身体は皮膚を被っていますから、
物の様には行きません。
色々変化があり千差万別です。
これが面白いのです。

理論は後から着いて来ます。
しかし理論が無いと方向が分りません。
方向を示すのが理論です。
また理論だけでも治療は出来ません。
一人でも多くの経験が必要です。
これは素問の前半部分の何処かに書いてあったのですが・・・
思い出せません。(笑う)

これでお答えしたかどうかは、分りませんが、
これに懲りずに、またコメントを下さい。
お待ちしています。

先生、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

東洋医学は気血津液弁証に入りました。
ちょうど先生のblogと同じですね。

私は暗記力がよろしくないようで、症状や脈など覚えられなくて困っちゃいますo(;>ω<;)o

オススメのいい勉強方法はございませんか?
ご教授いただけましたら幸いです。

お嬢さんへ

明けまして おめでとうございます。i-1
今年ももよろしくお願いいたします。

陰陽虚実論は気血の弁証です。
この病の今の時期は身体のどの部分に気血が集まっているか?
どの様な対処をすれば良いかが分ります。

しかし、初学者は症状を覚えるのは大変です。
皆、同じ症状に見えて来るからです。

それはごく当然の話です。
実際に同じ言葉が多いのですから!

前回の腎の生理でかきましたから、
腎の臓腑弁証論で説明いたします。
腎は発育や生殖機能や力を入れる事などがあります。

そこに成長障害に「息切れ」が入ると腎気虚と診断します。
めまい、耳鳴りに「盗汗」「五心煩熱」が入ると腎陰虚証
消化不良に「手足が冷たい」が入ると腎陽虚証
となります。
前の症状は腎の症状で後の「・・・」は陰陽虚実論の症状です。
こうすれば簡単に分ります。
ただし、病名の言い回しが違う項目もあります。

また特殊な言葉を少し覚える必要があります。
例えば「消穀善飢」や「梅核気」「五心煩熱」
これらは少ないし面白いので記憶に残ります。
よって後は同じです。
人の観察に興味を持っていれば、簡単に分ります。

毎朝カガミの前で舌を出して観察してみて下さい。
日によって舌の変化が分かりますよ。
試して見て下さい。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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