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弱くなった場合~陰陽虚実論(14)

2011/01/14 Fri

前回は陰陽のどちらかが強くなった場合でした。

今回は陰陽のどちらかが弱くなった時を考えましょう。

陽が初めに弱くなった時です。

これは「陽虚証」に当たります。

 初めは陽が弱くなる
     ↓
 図    < 陰
        陰には変化がありませんが、

なんか「陰」が大きく、強く成っている様に見えませんか?

よーく、見てくんなはれ、

これは「陽」が弱はぁなったさかいに、

「陰」が強まった様に見えるんですがな。

その為に「寒」が起こります。

この「寒」は本当に起こった寒さではおまへん、

よって「虚寒」と言います。

大きな人を巨漢と言いますが、この場合は見せかけの虚寒です。

自分は成りとうもないのに、

無理やりに「寒」にさせられたのです。

こんな人を体質的な冷え性とされています。

「無理矢理の冷え性」は「実質の冷え性」とは違います。

普段から身体が弱くて、更に冷え性の自覚があります。

これが「陽虚証」となるんです。


次に陰が初めに弱くなった場合です。

「陰虚証」ですね。

 初めは陰が弱くなる
     ↓
 図    < 陽
        陽には変化がありませんが、

なにか陽が大きく、強く成った様に見えませんか?

図をよく見てみなさい。

これは「陰」が弱く成ったから、陽が強く見えるのです。

陽が強く見えると「熱」が生じます。

しかし、これは本当の「熱」ではありません。

嘘の熱ですから「虚熱」と言います。

身体が火照る、動悸がする、逆上せると大変です。

これがこれから説明する「陰虚証」なのです。

更に…

この陽虚証の普通の「陰」を攻撃的な治療をしますと、

一見バランスが取れたように見えますが、

陽が弱まっているのに、陰も弱まってしまいます。

陰虚証の強そうな「陽」を攻撃(瀉法)しますと、

一見バランスが取れたように見えますが、

陰が弱まっているのに、陽も弱まってしまいます

この様な見せ掛けの治療は最悪な結果となります。

本来普通の陰陽の状態の者を瀉法してはいけません。

よって診断が必要となるのです。

両方が弱くなった患者さんは

「鍼の為に調子が悪くなった」と

思って下されば良いのですが、

「私には鍼が合わない」と

思い込まれると、手の下しようがありません。

以前に所沢の学校で臨床をしていた頃には、

この「私は鍼が合わない」と思っている人が

私の鍼治療に来られていました。

矛盾していると思われますが、

紹介で初めは恐る恐る来られていました。

実際は刺激量(ドーゼ)を少なくするか、

刺激部位の変更で十分に対処できます。

それは陰虚証の虚熱で発熱している方に、

補法(おぎなう方法)を用いています。

よって、虚証タイプの人ばかりが集まって来られて、

実証タイプの人は殆ど来られませんでした。

これも問題ですね。
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

Secret

見極め

虚熱と実熱の見分け方を誤診してしまうケースが多いということを以前聞きました。

本文「陰虚証の強そうな「陽」を攻撃(瀉法)しますと、一見バランスが取れたように見えますが、陰が弱まっているのに、陽も弱まってしまいます。」

陰を瀉することはNGと思いますが、陰を補った上で、陽を瀉することはOKではないですか?

それとも、ドーゼの関係で、陰を補うところで止めておくべきでしょうか?

先生は文字の大きさで説明してくださいましたが、患者さんの陰陽の大きさ(どの大きさがベストなのか?)を判断するのが難しいです。

私ごと、妊娠した時に、調子が悪くなってしまい、「あまり食べず・あまり動かず」という生活を強いられました。
助産師さんは、「小さく生きている。」というようなことをおっしゃった記憶があります。
こういう時には、陰も陽も弱まっているイメージなのでしょうか?

MGR さんへ

妊娠中はご苦労が有ったようですね。
妊娠は気血を内部に入れてあげれば、子供は安定します。
これが重要なのです。
症状を追いかけてはいけません。
胎児もお母さんからの影響を受けますが、
胎児からホルモンを受けます。
よって妊娠中は元気になれるのです。
だが、気血が体表に集まってしまったら、
胎児に栄養が行きません。
こうなれば胎児もお母さんも危険になるのです。
よって妊娠中の強い運動や勤めは避けるべきです。

前回MGRさんのコメントから2回陰陽虚実論をまとめました。
的を得た素晴らしい突っ込みです。
今回は妊娠の話と陰陽の大きさの判定です。
これは大きな問題です。
コメントでは答えられません。
よって陰陽虚実論の陰虚証が終わってから、
陰陽両虚証について説明したいと思います。
暫くお待ちください。

プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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