身体の中は冷蔵庫 虚実論(16)

2011/01/20 Thu

身体の中は冷蔵庫虚実16

陰実証の症状の一つに下腹部の膨満

身体は夏季の冷蔵庫の様です

モーターが過熱して、外部の放熱板が熱くなり、

内部は過剰に冷えて、この冷えが瘀血を生みます。

これは頭を使っている人が多いのです。

それは気が頭に上がっているから、

下部や腹部には空の状態になります。

下腹部の肥満(膨満)が現れます。

初期は単に瘀血ですから、なんでもないのですが、

治療を持続していないと、次第に瘀血が停滞してきます。

下腿のふくらはぎにも浮腫みとして現れてきます。

そうなると気血の循環障害が色々な症状を表します。

頭痛から始まり、更年期障害までと色々ですが、

これは、今までの生活習慣が大きく左右しています。

治療を繰り返す事で普通の状態になります。

腹部の瘀血反射がなくなり、スッキリするだけでも、

腹部の美容鍼を言っても良いと思います。


これからは治療家の範疇です。

鑑別の注意

陰実証は温かい物を飲みたがりますが、

陽虚証の場合は湿熱があるので、

津液が口に達しない為の口渇(喉の渇き)ですから、

本来の津液の損傷ではないので、

口渇があっても飲みたがらないのです。

(湿邪が長期間排除されないと湿熱に変化します。)

この症状から虚実も判定できます。


治療家は治療法に入る前に、

下記の古典を何回も読んでください。

そして、考えてください。

私の説明の他にまだまだ素晴らしいものが埋まっています。

銀かも金かもダイヤモンドかも知れません。

「難しい」と言って逃げないで、

「面白い」と前向きに考えてください。

そして、是非自分自身で探し出して下さい。

古典を読む場合、初めから骨を切らなくて良いのです。

皮から切ってから、身を切ってみて下さい。

(てい のたまわく)
帝曰

(いんさかんなれば ないかんを しょうずるとは なぜか)
陰盛生内寒奈何

(ぎはく もうさく)
岐伯曰

(けっき じょうぎゃくし)
厥氣上逆

(かんき きょうちゅうにつもりて しゃせず)
寒氣積於胸中而不寫

(しゃせざれば すなわち おんきさる)
不寫則温氣去

(かん ひとり とどまれば すなわち けつ ぎょうしくす)
寒獨留.則血凝泣

(ぎょうするときは みゃく つうぜず)
凝則脉不通

(注:他説に、この脈の字を甲乙経では腠理に作る。変更は自由)

(そのみゃく さかんにして だい もって しょく) 
其脉盛大以濇

(ゆえに なかかんす)
故中寒
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

Secret

陰実と陽虚の違い

陽虚は寒症状とばかり思っていましたが、「湿熱が長期間排除されないと、湿熱に変化するのですね。

五更せっしゃは、腎陽虚の典型的な症状と暗記しましたが、体内の湿熱を処理する反応というふうに考えてもいいのでしょうか?
せっしゃ後は、体内のバランスは整いますか?

また、陽虚では、「お血」は、陰実ほど強くないでしょうか?

MGRさんへ

打てば響く質問ですね。
しかも早いですね~(ビックリ)

これは特殊な下痢で
「五更泄瀉」は鶏鳴下痢とも言います。
実に夜明け前に起こる下痢ですね。
下痢は普通脾陽虚ですが、
脾虚では治らない下痢が
この腎陽虚の下痢とされています。

明けだがたに急に気温が下がり、
これに耐えられない腎陽虚の人に起こるようですね。
この言葉は古典には無く、
宋時代に出てきた言葉だそうです。
よって身体のバランスは整いません。
これは腎虚で治さなくてはいけませんね。

「於血」も虚証と実証では
やはり実証が強いと思います。

プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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