経絡(7)霊枢経脈編十

2011/02/19 Sat

この経絡を生理学で言うと、

「体表―内臓反射」の反射地図のようなものです。

内臓とは自律神経が支配しています。

この自律神経を調整しているのが、

経絡の流注なのです。

これは古代の人が内臓の病気を治すのに

非常に便利な物を開発したのです。

しかもこの経絡は

手足の部分だけの刺激

その経絡の全体の気血が動き出し、

内臓にも影響する、優れた反射領域なのです。

経絡流注は治療においては、

まるで呪文のようなものです。

呪文を唱えると、

たちどころに我々の手に扱えなかった

内臓を支配している、自律神経が動き出します。

この素晴らしい呪文が特に重要なのが、

手足に存在する経絡流注なのです。

また流注以外にも最重要な部分が存在します。

これは経脈編を何回も読んで、

重要な部分を自分自身で感じてください

見つければ、そこに感動があります。

そして人体に施術して試して感じてください

そして徐々に自分の物にしてください。

また、人の身体は自然界と考えれば

河の流れは刻々と変化して、

流れも少しずつ変わってまいります。

しかし大きくは変わりません。

本の上ではその変化は書けません。

よって、基本的な流注が書かれていると思って下さい。


経脈編10の序文は5月のブログに載せていますので、

今回は肺経から直接入ります。

序文で重要な事は

「穀胃ニ入リテ、脈道通ズ」と言う部分です。

これは胃に穀物が入って初めて脈が流れ始め、

生命の営みが行われると言う事です。

この「穀胃に入る」が重要なフレーズです。

人間はお腹に物を入れて初めて、気が巡るのです

生きる力が出てくるのです。

だから体外部から血管に点滴などをして、

いくら栄養物として入れても、

最後はやはりお腹に温かい物を入れないと、

人間は生きる元気が出てこないのです。

人は、ほんの少しでよいのです。

暖かい物を胃に入れると元気になります

寒いときや、お腹が空いている時などは

手足に気血が巡って来るのが分かる時がありますよ。
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

Secret

伝承し続ける大切さ・・・

呪文を唱えると、たちどころに我々の手に扱えなかった
内臓を支配している、自律神経が動き出します。
この素晴らしい呪文が特に重要なのが、
手足に存在する経絡流注なのです。

素晴らしい技術、初心の気持ちを大切にして学んでいきたいです。

おなか

たしかに、もぐもぐと口を動かして、お腹にたべものが、入ったときと、サプリや、点滴で栄養取り入れたのとでは、全く身体にみなぎる元気がちがいますね。

身体のしくみには、むだがないのだと、神秘を感じます。

経絡治療は、そのしくみを最大限に活かす、とても神秘なものだなと、しみじみ思います。

この神秘を身に付けられれば、怖いものなしですね。

小豆太、がんばって精進致します!!

おなかのなか

たしかに、もぐもぐと口を動かして、お腹にたべものが、入ったときと、サプリや、点滴で栄養取り入れたのとでは、全く身体にみなぎる元気がちがいますね。

身体のしくみには、むだがないのだと、神秘を感じます。

経絡治療は、そのしくみを最大限に活かす、とても神秘なものだなと、しみじみ思います。

この神秘を身に付けられれば、怖いものなしですね。

小豆太、がんばって精進致します!!

∞万華鏡∞ さんへ

その通りですね。
この呪文が有れば内臓を調節できるのは
まっこと不思議な感じですが、
古代の中国人は凄い発見をしていますね。
今ながら驚いています。

小豆太さんへ

良く体験されていますね。
口の中の味覚や食道の下部がもう自律神経の支配です。
これが身体の作用を引き起こしています。

身体の仕組みは、本当に無駄がありませんね。
この自律神経を経絡治療で最大限に活かす事は
我々の力量で出来るのですね。
とても神秘なものだなと思います。

まだまだ私もこれからが勉強です。
もっと上手く活用できるように研修致しましょう。

食べ物

口から食べ物を入れないと元気が出ない・・・というのは経脈篇にもあったなんで、古典は古くて新しい、しかもいろんな示唆に富んでいるのですね。

医学が進歩した現在では、食べられるのに、管理が簡単だからと安易に「胃ろう」や「点滴」による栄養摂取に切り替えてしまうことで、人間らしく生きられないことが問題になっています。

これからも頑張って勉強したいです。

MGRさんへ

コメントをありがとうございます。
皆さんの経絡に対するこれからの勉強の意気込みを感じます。
折角 先人達が偉大な財産を残してくれたのに
それに目をくれないのはもったいないですね。
これこそ「温故知新」です。
お互いに更に先人の知識を勉強してもっと深めましょう。

古典は新鮮です。

関東にもずいぶんとお湿りが来たようですね。
乾燥注意報はもうなくなりましたか?
江戸の昔から冬場は、乾燥してほこりっぽかったようですね。
だから、江戸の町では眼病持ちが多かったとか。
涙や目やにでうるんだ目元を紅絹で押さえている女が色っぽいという、
川柳だか、どどいつだかあったような、…

「穀胃に入りて、脈動通ず。」
の読み方ですが、
「こくいにいりて、みゃくどうつうず」
と読むのですよね?
この文章は何回聞いても、
病院で管から食事を摂っている光景を思い出します。
口から食物を摂らないで、大丈夫なのだろうか?
と思いながら…

この経絡の流れを古代の人が発見したわけですが、
人間はいつ頃からこの経絡を体に持つようになったのでしょうか?
男女や人種の違いはなさそうですから、
ホモサピエンスになる以前から持っていたのだろうか?
と不不不思議に思ってしまいます。
自律神経の反射であるならば、動物にも経絡はあるのでしょうか?

経絡のお話は、何度聞いても何回読んでも、新鮮です。
聞くたびに発見があるような気がするのです。
また、自分の体で体験するのが大切ですね。
今月、二十六日(土)にお世話になります。

わんこさんへ

経絡は何故存在するのでしょうか?

越後も大雪で大変でしょう。
2階から出入りをしていると聞いていますが、
2階のも玄関が在るのでしょうか?

では質問に答えます。
これの考えを2つほど紹介します。

一つ目は
経絡は見ることも、触ることも出来ない物です。
実体のない物と思います。
これは作用が集まって物でしょうね。
例えば神が人間を創ったとします。
内臓はここ、筋肉はここと造って行きます。
この時に経絡は自然に出来たのでしょう。
まるで副産物の様に自然発生ですね。
だから全動物にはこの経絡が在ると思います。
例え原人だろうが、わんちゃんだろうがです。
しかし、これを発見するのが大変だったでしょうね。

二つ目は
動物は外界の変化を鋭敏に感知して、
自分の体内の内界を調節しています。
その為に皮膚近くの感覚器が発達しているのです。

この敏感に反射を起こす皮膚近くの感覚点を
上手く結びつけて、
どの臓腑に影響するかを分類したのが経絡だと思います。
これらを発見して、理論を合わせ、治療にまで結びつけた
東洋医学は奇跡に近いのではと思います。
このことからも経絡は皮膚の極浅い部分に
存在すると思われます。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
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