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肺経絡(6) 噴門部

2011/03/15 Tue

肺経は食道と胃の間の噴門部を巡る。

(本文)
かえりて、いこうをめぐり
「還りて、胃口を循り」

(井案)
胃口とは 噴門部の事です。

なぜ肺の経絡が 胃口を廻るのでしょうか?

これは今話題の 逆流性食道炎に 関係があります。

この噴門部に 何故か肺経の経絡が 入っているのです。

肺経なのに 胃に関係が? と思われます。

これを推測するに、

肺の変動には 嘔気、嘔吐や胸焼けの症状が 有るのです。

しかし、一般の人はこれらを 胃の症状と間違えています。

確かに 現代医療では 胃の変化です。

だから対症療法として 胃の治療を行いますが、

症状良くなるどころか、 

全く改善しない 場合があるのです。

これは漢方的な 「肺」を治療しなくてはいけません。

これには、3つほど理由を 挙げてみましょう。

 一つ目の理由に

強い咳(肺と関係)が続くと

脳の延髄近くに在る 嘔吐中枢が刺激されて、

嘔吐が発生するのではないかと 思われます。

この手の嘔吐したことの無い私は

この苦しみは 分かりませんが、

吐く物が無いのに、ゲーゲーと大変そうです。

しかも咳を伴っていますから、

本人としても 苦しい事でしょうね。

 二つ目の理由に

食物が胃に入ると、消化ホルモンの ガストリンが出ます。

このホルモンは 胃の噴門(胃口)を締めて

消化液の逆流を防ぎます。

その他、胃液分泌促進に働くガストリンも

関与していると考えられます。

胸焼けの原因は 胃酸の分泌が多いと思われている人が

多いと思いますが、これは誤解です。

実は低胃酸の人の方が 結構多いのです。

それは食べ過ぎで 胸が焼けるのは

食べるのを少し控えれば 治りますが、

胸焼けを起こしている多くの人は いつもの事です。

余り食べていないのに…

胸焼けが起きているのは 不思議でしょう。

これが 逆流性食道炎なのです。

食物が胃に入れば、

副交感神経の迷走神経が

しっかりと消化液を出して、

数時間後には小腸に送られますが、

胃液が少ないと 何時までも食物が 胃に停滞します。

これが食道に逆流するのです。

よって胸焼けは 胃酸が多いものと 勘違いします。

返って胃酸が少なくて、消化が進まずに

胃に停滞している事が 多いのです。

肺虚になると 噴門部の括約筋が 緩んでいるために、

胃酸が逆流して 胸やけを起こします。

 この胃酸が 食道の細胞を変化させて

癌化させる恐れがあるのです。

このためには、

食後は直ぐには 横にならないことです。

低胃酸の事も考慮して、治療を進めて下さい。

次回は第三の理由に入ります。
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

Secret

括約筋

噴門部の括約筋を鍛える方法はなく、逆流性食道炎で苦しんでいる方は多いですね。

肺経の治療というのを考え付く治療家は、東洋医学を学んでいる方の中でも少ないと思います。

先生の治療方法は、古典に基づいて効果的であるのに、高頻度で徹底的に治療することはありません。
患者さんも「そういえば最近体調がいいんだけど。」と報告してくださいます。

経絡治療を勉強している私としては、患者さんに治療を継続していただけるように、説明・問診の技術も学びたいです。

MGRさんへ

問診は良い所に気が付かれました。

実は今年度の国立リハビリの理療教育の卒業生臨床研修に

この医療面接(問診)を国語の先生と組ました。

この先生は医療面接を研究されている人です。

後期からこの成果が驚くほど上がってきました。

来年も是非この体制で進めて行きたいと思います。

我々鍼灸家はもっと医療面接を研究すべきだと思います。


プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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