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肺経絡(8) 東洋医学の肺臓

2011/03/25 Fri

いまだに余震が続いています。

私も地震が来ていないのに、

何か 身体が揺れている 感じがしていて、

家族に「揺れていない?」 とよく聞いていました。

これは 地震酔い と言うそうですね。

大きな地震の経験と余震が続くので、

不安と 緊張から来るそうです。

治療は ゆっくりの呼吸と 背中の筋緊張を 

緩める事だそうです。

そうなれば、我々の出番ですね。

私の兄弟子の 椿野先生は神戸震災の時に、

テントを張って、治療奉仕をしていたそうです。

これには頭が下がります。

我々も 機会があれば、何かの形で 

治療奉仕したいものですね。


今回は 東洋医学の肺の臓についてです。

(原文)
 かくをのぼりて はいにぞくす。
「 上 膈 属 肺 」

(読み下し)
隔に上り 肺に 属す。

(井案)

やっと経絡が 肺の臓にたどり着きました。

この辺で、使われている 文字について説明します。

経絡の巡り方によって 文字が変わります。

その、雰囲気も変わりますので、参考にして下さい。

「隔」 とは横隔膜の事で 食道裂孔が貫いています。

肺経が上り肺の臓に付属いたします。

「還り」 とは円を描いて 丸くまわる意味です。

「循り」 とは何かを頼りにして、

それに寄り添って行く意味があります。

「属」 とはお尻をくっ付けて 離れない

交尾の虫の意味でガッチリと 結びついています。

この様な雰囲気で読み進めて下さい。

東洋医学の 肺臓の生理を紹介します。

 古典素問の霊蘭秘典論では

はいは そうふの かん ちせつ いずる
「肺者 相傅之官 治節出焉」

とあります。

(読み下し文)

肺は相傅(そうふ)の官、治節(つせつ)いずる

(井案)

この霊蘭秘典論では 黄帝が臣下岐伯に

臓腑の働きを聞いています。

そこで、岐伯は各臓腑を 官職になぞらえて答えています。

このなぞらえ方が 大変に気に入ています。

私が小学校の頃に 父が贈ってくれた少年雑誌に

人間の内臓の働きを 現すのに、

職人達が 働いている様子を 絵にした物でした。

学校から帰ったら、毎日この絵を見て 

楽しんでいた 記憶があります。

今も思い出しますが、これにそっくりなのです。

肺の位は相傅(ソウフ)の官です。

相傅の官とは 君主(心臓)の補佐役なのです。

君主の補佐官である肺は 治節と言う役割を果たします。

それは、他の臓腑の 節度を調節しているのです。

よって、現在では 官房長官とか 

大統領補佐官の様な職ですね。

今の 枝野官房長官は 福島原発事故の会見で 

総理大臣の代わりに 額に汗を掻いて 

記者会見で発表されておられます。

枝野さんは、正に我々では 肺の臓なのです。

よって、君主の心臓を 輔佐する働きが有ります。

具体的には 心臓にこもった熱を 放散するような、

まるで、空冷式ラジエーターの 

役割をしている場合もあります。

また 老人で 心の臓が弱ってくりと、

肺の呼吸作用の動きにより 

心臓の動きを助ける事もあります。

これはお年寄りが 意味不明な唸り声のような 

声を出している時が これに当たります。

よって この時は 「うるさい」と言わないのですよ。

その他に 肺の働きに治節(ちせつ)があります。

治節とは 他の節度を治める意味があります。

これは、他の臓腑の調節に当たります。

君主の補佐役で 他の臓腑を調整するのです。

これは 自立神経のような調節を行っています。

よって、病には自立神経の失調などが起きます。

素問に「肺は気を司る」とあります。

肺は他の臓腑の気を扱っています。

これが、臓腑の調整作用という裏付けになります。

肺が弱ると 呼吸量の減少が起きます。

これが「少気」という現象です。

殆どの人は、この現象に気付いていません。

これはジワジワと起きているからです。

肺虚症の人の 前腕を治療しますと 

本人は 呼吸が楽に成るのが分ります。

また、呼吸による、身体の熱や水分の放出が少なくなり、

この水分の排泄を 腎臓に負担を掛けていることになり、

小便が多くなる事があります。

また、この為に 頻尿のような事も 起きてきます。

また、膀胱炎もこの肺経が関与しており、

その後遺症も 肺経の治療で治ります。

この事は 肺経の病気の項の 最後にあります、

是動病、所生病に書かいてあります。

まさに、逆流性食道炎も この肺の弱りから来ます。

これらは、自律神経の 調節不良とも考えられます。
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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

コメント

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腎虚と肺虚

「腎」の講義を受けていたときなので、
大分前のことですが、
(本文) 灸すれば則チ強いて生肉を食し、
帯びを緩め、髪を被(ひら)き大杖重履して歩む。
 無理やりの生の肉を食べさせるとは…
煮込む事が多い中国では生肉食は
拷問の様だったのではないでしょうか、
よって生肉を食べさせて拷問に掛ける。
ではないようです。
 愚案するに、きっと煮る事で焼失する
ビタミン類を補うのではなかったでしょうか。
 帯を緩めてとはダブダブの服を着て、
しかも縛り付けていた髪の毛も解きザンバラ髪にして、
大きな杖を持って、厚い靴下を履いて、
そこら中を徘徊する事を勧めます。
これだとまるで痴呆老人の徘徊ですね。
これは問題です。
愚案するに、帯を確り締めると気の流れが悪くなるので、
ゆっくりした服を着ます。
髪は腎の力で成長いたしますので、
これも締め付けない。
腎虚は転び易いので、
大きな杖はその転倒前の予防でしょう。
靴下は足からの冷え防止と考えられます。
これをわんこ風に考えました。
最近の高齢者の食事は、
必ず良質なたんぱく質が取れるような
献立になっていますね。
むかしの「年をとったら、肉は毒。」
神話のようなことはなくなりつつあります。
野菜中心のあっさり献立を続けている高齢者に、
栄養障害が出ていることで変わってきたようです。
講義で井口先生がおっしゃったように、
幕の内弁当のように多くのたんぱく質でなくて、
牛丼のように一種類のたんぱく質があるように
すればいいのですね。
また、服装もだらしない服装にならなくても
現代でしたら、ジャージやフリースのような
やわらかくて伸縮性のある素材で、
スポーツウェアやカジュアルな服がたくさんありますし、
あったか素材の靴下に作りのしっかりした
スポーツシューズやウォーキングシューズ。
それにレッグウォーマーをつけて、
杖やシルバーカーで散歩。
これって、今では「ウォーキング」ですよね。
古代中国の時代から、ウォーキングを健康法として
推奨していたのが、
なんか楽しくなりました。(ニコニコ)

ブログの「肺経」も拝読いたしております。
「肺虚!」と診断されるわんこにとって、
仲良くしておかないとならない経絡だと思っています。
改めて、肺経におばかな質問をいたします。(?)

月曜日に、南相馬市から燕市に避難されている
方達のところへ、視障協のメンバーで、
あん摩のサービスに行ってきました。
施術中にポツリポツリと話してくださったことの
恐ろしさ、悲しさはたとえようもなく、
「帰りたいけど、かえっても
家はなくなっちゃってんだよねぇ。」
と言われた高齢の女性の言葉と、
小学校5年生の男の子が言った、
「安全だ、安全だ、安全だ、ドッカァーンだもんな。」
と言ったのが、
ずーっと耳に残っています。

ワンコ さんへ

ワンコさん 良いお仕事をされましたね。
大変に喜ばれたと 思います。
これからも 被災者の治療奉仕をの
ご協力を宜しくお願い致します。

「腎」の事ですが、
私の見解は 人は歳を取ると 皆さんが通る道です。
体力も、新陳代謝も、他の臓腑の機能も落ちます。
腎虚証の後は 老衰が待っています。
今は若くても 必ず通り 避けれません。

しかし、長寿人は 元気で若々しい人が居ます。
この人達は 腎虚ではないのです。

また 腎虚のお年寄り(80歳以上)の人が、
腎虚証から 肺虚や脾虚や肝虚に 変った経験をしています。
この人間の生命力には 私も驚かせれます。
その後は この人の行動範囲が広くなります。

やはり、運動が必要ですが、その前に治療も必要ですね。
今回の震災の人達も じの腎虚証になられたと思われます。

また、抗癌剤の治療後の人が 突然に腎虚になります。
この時は 腎虚の治療で 抗癌剤に対抗できる
身体を作って行く治療になります。
しかし、やはり抗癌剤には敵いませんね。
最後は 抗癌剤を受ける体力が無くなります。

でもその後も 腎虚の治療を続けていると、
患者の 体力が戻って行くのが分ります。
すると 中には また抗癌剤の投与を始めたりします。
これは本人の考えですからね。
色々な経験をしました。

プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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