肺経絡(13) 肺を広げ、呼吸を楽にする。

2011/05/03 Tue

肺を広げ、呼吸を楽にするツボがあります。

心を助ける肺は、身体の調整役です。

痛みや苦痛から解放され、

身体の機能が戻ってきます。

今日は3日 憲法記念日です。

憲法はその国の精神の骨格をなします。

しかし、我が家には国旗が無い!

昔はよく箪笥の中で見かけてのですが…残念です。

気を取り直して、肺経の治療部位に入ります。

(本文)
「臂の内、上骨の下、廉を循り」

(井案)
前腕部は肺経の治療には 重要な穴が並びます。

その理由は後半の病気の編に記載があります。

「臂(ヒ)」とは前腕のことです。

「上骨」とは橈骨を指します。

よって、尺骨を下骨と言います。

「廉」とは(かど)で縁の意味です。

よって、肺経は橈骨の下縁を巡っています。

解剖学的には、

二頭筋が橈骨を巻き付きながら付着しています。

橈骨の尺骨側に入っています。


ここで、上腕二頭筋の図を記載したいのですが、

今の私には無理ですから、

インターネットで探してください。

そこの二頭筋が橈骨に巻きついているのを確認して下さい




これにより、前腕を回内できます。

よって、孔最穴は橈骨と尺骨の接合部の

橈骨下縁部分に取穴いたします。

ここが、重要な部分です。

この近辺が、呼吸筋の緊張を緩めます。

これは肺虚による少気(呼吸量の減少)の

改善に効果があるのです。

これで肺に酸素が供給されて、

酸素が体内に取り込められれば

自然と冷えた身体も温まります。

勿論、呼吸も楽になるのです。

また咳嗽(特効穴)や、

肛門疾患(肛門の先端を魄門と云う)に良いのです。

風邪の時の熱に寄る発汗解熱を促がします。

気管支炎にも良いようです。

これは、気管支の反射が肩甲間部に、

硬結として反応を表しているからです。

前腕の治療で、反射的にこの硬結が緩みます。

さすれば、肩こりも自然と治るのです。

よって、この肩こりは、肩の直接の治療は必要ありません。

特に肺癌の人の治療では後の感想は

「まるで癌が無くなった感じが致します」

と言われる事があります。

実際には癌は無くなっていません。

これは癌が身体に影響している

反射を改善しているに過ぎないのです。

しかし、患者の身体は楽に成っている事は事実です。

痛みなどの苦しみから解放されれば、

自然に自己免疫力も増してきます。

身体に正常な働きが戻ってくるのです。

これこそが東洋医学の本領だと思います。

その後の肺の流注は

橈骨筋の内縁に沿って腕関節に進みます、

大腸経に限りなく近づいて行きます。

腎虚証の時は少し流れが変ります。

これは腎虚証の時に解説いたします。

経穴の特徴

尺沢(しゃくたく)=合水穴(二頭筋の腱外側に取る)

呼吸疾患や鼻の水分処理に功が有ります。

花粉症には良いところですね。

二頭筋腱外側で肘窩の中央の凹みに取穴します。

孔最(こうさい)=郄穴で横紋の下方三寸にあります、

橈骨の内側縁上端部に取るので寸法は定かではありません。

体表面では橈骨筋の内縁に取穴します。

そこには反応がハッキリと出ています。

表面的には特殊な形体が現れます。

呼吸などの症状が出ている人は、

孔最穴を圧迫するだけで胸にまで響く人が居られます。

列缺(れっけつ)=絡穴・太淵の上方1寸5分だが、

橈骨茎状突起の上方大腸経寄りに取ると良いようです。

これは風邪の時、過敏な反応を表します。

大腸経の頚部経絡と合わせて斜角筋症候群に用います。

四総穴では頭項の病に使います。

八総穴では任脈(男は仙気、女は帯下)に通じ

照海の陰キョウ脈(陰緩んで陽引き攣る)と穴を合わせます。

経渠(けいきょ)=経金・太淵の上方1寸、

茎状突起と橈骨動脈の間に取ります。

咳嗽の特効穴、経金で腎虚の時復溜と共に補法を行う穴です。

太淵(たいえん)=兪土原穴・脈会穴、橈骨動脈の外側に取ります。

肺虚の時に太白(土穴)と共に補法を行う経穴です。
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テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

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