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魏志倭人伝(2)帯方郡から水行で狗邪韓國

2011/05/08 Sun

帯方郡から水行で狗邪韓國へ

(原文)
従郡至倭 循海岸水行 

歴韓國 乍南乍東

到其北岸狗邪韓國 七千余里。

(読み下し文)
郡より倭に至るには、海岸に循って水行し、

韓國をへて、あるいは南に、あるいは東に、

その北岸狗邪韓國に至る七千余里。


(井案)
郡とは 魏国東端の朝鮮半島の帯方郡の事です。

この帯方郡から、いよいよ倭国に向かいます。

これが、陸を進まないで、沿岸の海を行くのです。

風雨や嵐や暗礁で難破の危険性が有るのに、

何故、海を行ったのでしょうか。

当時の徒歩はやたらと時間が掛かっています。

または荷物が多いので、運びやすいから、

船が運搬には 良かったのかも知れません。

当時の韓国は国家が1つに統一されていませんでした。

歴史的には朝鮮半島は南の端っこの方では、

韓国は大きく三分割されていたのです。

それは、馬韓、辰韓、弁韓の三国です。

これらの国を 少し紹介しますと、

帯方郡
(ウィキペディアから借用 三国時代の朝鮮半島の勢力地図)

辰韓(しんかん)は東側で、後に新羅(しらぎ)になる。

馬韓(ばかん)は西側にあり、後に百済(くだら)になる。

弁韓(べんかん)は南側にあり、後に任那(みなま)又は
日本府とか大小の伽耶となるのです。

日本府とは名前が変ですが、
この弁韓地域では日本産のヒスイの勾玉や
大和朝廷の豪族の氏の名前が、一定の軍事的にも経済的にも
影響が 有った事が宋書倭国伝の中にあります。

しかし、当時は三国の国境は入り乱れていていたそうです。

支配力が入り乱れれば、盗賊も多かったのでしょうか、
陸行は危険が多かったのかも知れません。

と・・・私は、色々と 想像を掻き立てる部分ですね。

よって、倭人伝では、ここを海岸に沿って行っています。

韓国を経て、ある時は南に進み、ある時は東にと進んで 
航海をして行ったようです。

そして、倭国の北岸に当たる、狗邪韓國に着くのです。

この「くやかん国」までは 郡から七千余里と記載があります。

この狗邪韓國は弁韓狗邪国の都の事です。

今の釜山の少し東側に当たります。

慶尚南道金海市順天周辺ではないかと考えられます。

魏書の別の項目である、「弁辰伝」には 
弁、辰韓合わせて二十四国
大国は四、五千家で小国は六、七百家あり、
総計は四、五万戸であると記されてあります。

また、男女は倭に近く、全身に刺青もする。

歴史的にも 弁韓は倭国と大変に仲が良いようです。

また、倭国に対しても密接な関係を持っていたのでしょう。

言語も中国語とかなり違い、
今の韓国語の語源は日本語と同じです。

しかも、全身に刺青をする習慣もあります。

この刺青には理由があるのです。

チョッと飛躍いたしますが、この弁韓の人達の多くの人が
後の大和朝廷の建国を推進したのだと 私は考えています。

それは、任那が日本府と言っていた時がありましたが、
当時の倭国の国力や文化力では 
とても当時の韓国への進攻は無理な事で、
反対に任那の人達が 今の日本(倭国)に来たと思います。

これは、当時の韓国から多くの移民が
倭国に来ている記述が 多いからです。

この話は、魏志倭人伝の話が終わってからに致します。

魏志倭人伝では、この狗邪韓國から 対馬海峡を渡って行きます。

ここで注目は「至」と「到」の字が変っています。

韓国内の移動が「到る」の字で 邪馬壱国が「至る」です。

これはハッキリと 国の支配領域を意識させています。

しかし、伊都国には「到」を用いています。

「至」は矢が真っ直ぐに行く事ですが、
「到」は刀編が付いていて、曲折しながら至ことです。

だから、「到」の字は 何か苦労して、やっと到達した感じですね。

よって、行程や道程を熟知しているのかも知れませんね。

三国時代の1里は実測から約75メートルと考えられています。

これで行くと、郡から狗邪韓國までは 約525km以上になります。

しかし、実際には正確に測量した訳ではないので、
ある程度の誤差は生じると思います。

しかも、色々な説がありますから、ここは目安としましょう。

この次は邪馬壱国までの、行程が続きますが、
その部分は少し置いておいて、倭人伝の後半に進みます。

次回は倭人の風習について、話を続けたいと思います。
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