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肺経16 強い咳

2011/06/01 Wed

肺の是動病
経脈編には、

是動病(ぜどうびょう)と所生病(しょしょうびょう)

と言う二つの病ががあります。

これらは一体どの様な病気であるかが問題になりますが、

我々が論じている虚、実と混合している所もあるし、

ハッキリとは分りません。

難経の22難では是動病は
気の病で所生病は血の病とされています。

その他の書物でも先発と後発とか
外邪性と内因性などと色々な説があります。

しかし、この症状は実に経絡の特徴を上手く掴んでおります。

よってこれらの症状で経絡の性格を理解すればいいのです。

(本文)
肺は手の太陰(多気少血)也 是れ動ずれば則ち病

(井案)
太陰は気が多いので経気は浅く流れ、

血が少ないので瀉血は慎重に扱う事に気を配りましょう。

肺の動病は経絡が変動した事です。

よって虚実はここでは言及していません。

(本文)
肺脹満 膨膨として、喘咳し、
缺盆の中、痛む。


(井案)
これは強い咳が出て、
肺が大きく満ちて来るように感じています。

膨膨(ぼうぼう)としてとは、
強く腫れた感じになります。

咳が出て、鎖骨上窩の中が痛みます。

缺盆とは、鎖骨上窩の中が痛みです。

諸々の咳は肺であると言われています。

肺経の前腕部分にある経渠穴、太淵穴で改善するのです。

母指側の前腕を擦るだけでも良いのです。
随分と楽に成ります。

しかし素問咳論38を見ますと、
まずこの論の先頭では「咳は肺のみに非ず」と否定しております。

次にそれぞれの咳の種類から原因の臓腑や
治療経絡を細かく説明してゆきます。

中には喘息を思わせる物もあります。

読み手を納得させておいて、
最後に理論と治療のどんでん返しが待っている
という面白さがあります。

これこそが漢方だなと思いました。

是非皆さん素問咳論を読んで頂きたいと思います。



缺盆の中の痛みとは、
強い咳をするために起こる肺尖部の痛みです。

鎖骨上窩で肺の先端が体表面に一番近くなっている部分です。

強い咳ですから鎖骨の上が痛みます。

皮膚の弱い人は強い咳などでこの部の肺が一部被れて、
肺包から少し空気が入り、気胸になることもあります。

 この時は強烈な痛みになりますが、
空気の量が少しだと自然と治って行きますので、
心配がないのですが、痛みは激しいのです。

よって、側頚部下の刺鍼は最深の注意が必要です。

しかしこの部分の治療は、敢えてする必要ありません。

治療は手足で十分なのです。

何の為に手足に肺の経絡流注が流れているのですか、
これを十分に活用すれば良いのです。

(原文・参考)
是動則病 肺脹満膨膨而喘咳 缺盆中痛 
甚則両手交瞀(ボウ)此為臂厥

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