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肺経(20)肺気虚の夜尿症

2011/07/15 Fri

(読み下し全文)
気虚せば則ち肩背痛み寒え、
少気して息するに不足す、溺色変ず。


(井案)
前回は気が有余した場合でしたが、
今回は気が虚した場合です。

前回の「小便数にして欠す
この質問は来なかったのですが、
膀胱炎は肺虚証や腎虚証のご婦人が良く罹ります。

これは以上の証で免疫力が弱くなり、
細菌が何らかで膀胱に侵入して、膀胱炎になったのでしょう。

よって虚証ですから、気の不足ではないか?と思われますが、
やはり、気有余で良いのかとも思います。

小便の頻尿には炎症が伴い、熱があります。

これは陰虚証の虚熱ではないので、
症状は気有余で良いと思います。

また、体力が落ちると、細菌に対しても弱くなります。

よって、普段から体調には気を付けないといけません。


(本文)
気虚せば、則ち肩背痛む。

(井案)
これは肺気虚と思われます。

前述の肩甲間部の痛みは肩凝りに通じるのですが、
この部の痛みや硬結は、
肺が虚しても実しても反応が出てきます。

よって硬結や圧痛があれば肺経の変動と診断できるのです。

こんな便利な診断点はありがたいです。

気管支喘息でも、アトピーでも、
膝が痛くても、腰痛でも、肺ガンでも
肺経に関係があれば、反応が出てくるのです。

そして、これを見つけると、前腕の肺経を治療すると
肩甲間部が緩むのです。

これが自律神経の反射につながっています。


(本文)
寒、少気して息するに不足ず。

(井案)
身体も冷えています。

少気とは呼吸量も減少してしまう現象です。

肺虚の患者を治療が終わると、
「肺の奥まで空気が入るようだ」
と感激される人がおられます。

これは呼吸筋の緊張が緩み呼吸が楽に成ったのです。

特に肺癌の患者さんは、
鍼の治療後に自分の身体から癌が無くなった様に呼吸も楽だ、
身体全体も気持よくなると言われます。

この言葉は我々治療家にとっては最高の褒め言葉です。

 呼吸が楽になり、
酸素を多く取り入れるようになれば、
身体の中では糖が燃えてエネルギーが作られる事で、
身体の冷えも治ります。


 また患者によっては、
こちらから呼吸の指摘をされないと気付かない人もおられます。

是非肺虚の治療が終わったら、
呼吸状態を聞くようにして下さい。

その内に自分から言うようになります。


(本文)
溺色変ず。

(井案)
この小便の色はどの様に変化するのでしょうか。

それは水分の多い小便が出てくるので、
色が薄い透明に近い小便が出ます。

これは何故なのでしょうか。

普通の呼吸では一緒に水分が多く出ているが、
少気(呼吸量の減少)しているために、
肺から水分が出きらず、
残りの水分は腎臓に負担を掛けているからです。


 また寝小便の子供は身体の冷えからか、
寝ているときに脳下垂体後葉からの
抗利尿ホルモンのバソプレッシンが出ないために、

腎臓から水分を吸収できずに、薄い尿を出し、
膀胱に多く溜まり寝小便をする事になるのです。

 老人でも夜中の小便は抗利尿ホルモンの出方が
少ないために同じ事が起きていますが、
老人は睡眠が浅いので、
膀胱に違和感を覚えてすぐに目が覚める為に
寝小便には至らないのです。

よって、寝小便の子供を叱っても治りません。

これは腎虚もしくは肺経の虚証で身体を温めれば治せます。

夜尿症の子供は抗利尿ホルモンを出すのに時間が掛かります。

これが問題なのです。

よって、家族には寝小便の有無を問うのではなく、
子供の他の体調や尿の変化を観察してもらうようにして下さい。

子供に負担を感じさせない事です。

そうすればスムーズに夜尿症は治ります。



(参考・原文)
気盛有余則 肩背痛 風寒汗出 中風 小便数欠
気虚則 肩背痛寒 少気不足息 溺色変
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コメント

Secret

No title

夜尿症の子供の話、大変為になりました。
そういえばうちのこうちゃん、かなりばらつきありました。 寒い寒いってたころや、今夜はして欲しくないと思ったときに限ってました。

膀胱炎もやっぱり体力、対抗できる体に整えていれば
そう悪くならないですよね。

カントリーママさんへ

夜尿症の子供は身体が冷えている為に
上手く坑利尿ホルモンが出にくく成っている場合が多いのです。

普通ならば、大きくなれば治るのですが、
たまに成人まで続いている女性がおられます。
この人は痩せて、身体が冷えていますから、
肺経で温めて挙げれば、ホルモンも正常になり、治ります。
生理不順も同じです。

膀胱炎も神経痛も同じで、カントリーママさんの言われる通りに、
体力、対抗できる体に整えていれば、そう悪くならないですね。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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