古代の脾臓について

2011/10/12 Wed

先日、福岡に送っていたメルマガを無事に送れました。

この時、前に出した脾臓のメルマガを読み直したら、
色々と追加したくなり、訂正したりしました。

今回、追加文を加えて、このブログに紹介したいと思います。

文だけで、しかも長いので2部に分けて載せたいと思います。

以下は前回に福岡センターに送ったメルマガです。



はじめに 前編(^o^)/~(^_^)/~

3月11日に起きた東日本大震災の影響で、多くの犠牲者が出て、
また日本は大混乱になりました。

私も東京の下町の0メートル地帯で、この地震に遭いました。

この揺れの長いのは尋常ではなかったです。

流石に私も表に飛び出ました。

この時は、立っているのがやっとで、
近くの公園にも行けないほど、地面が揺れていました。

家の倒壊の事よりも、堤防の決壊を心配し、また覚悟も致しました。

この地帯は海抜-3mだそうです。 

幸いにも、東京は、被害が出ませんでしたが、
東北は津波による甚大な被害に遭いました。 

この時、テレビのニュースでビックリしたのと、
痛ましい光景に目を疑いました。 

また、ラジオから流れて被災地の情景を聞いていると、
胸が痛みました。 

その後、直ぐに福島の原発事故が起きました。 

発電機が動かずに、原子炉に水が供給できない事から、
あのような大きな事故にまで発展してしまいました。 

一時でしたが、東京やその周りの府県でも計画停電やら、
生活物資の買いだめや、ガソリンの不足が起きました。 

こんな時に限って、食べるお米が少ないし、
ガソリンも入れる前でしたので、車も動かせませんでした。 

こんな時に名古屋の知り合いから
お米を送っていただいた事は嬉しかったです。

全国的に有名になった岩手県大槌町の友人(専門学校)
に先日お会いしました。

私はてっきり行方不明の人に成っていると思っていました。

本人は間一髪、裏山の墓地に辛うじて逃げたそうです。

その時に住職さんも、本堂に非難した人も
全員津波に呑まれてしまったそうです。

今も30万近い人が避難生活を送っておられます。 

私も被災地の人達に何も出来ませんが、
少しだが義援金などを送らせて貰いました。

早く復興がなされれば良いと願っております。

 
前回は西洋医学の膵臓の働きを少し紹介しました。 

今回は東洋医学の脾臓を考察したいと思います。


 東洋医学の脾臓の考察

1.脾臓は、胃の上に薄く重なっている臓器で、
胃に中の水穀の精気を吸収し上焦に送る運化作用があります。 

これが「後天の原気」の元になります。 



(井案) 脾は、胃の上にへばり付いた臓器で、
薄い事から卑という字が当てはめられました。 

現代のすい臓に当たるのではないでしょうか。 

古典の脾臓は常に運動をよくして、
胃の中で消化された水穀から精気を吸収し、
上焦(肺臓)に送る働きがあるのです。 

これを運化作用といいます。 

脾の作用が弱りますと、栄養の吸収が上手く行かなくなり、
脾気虚や陰虚証になり、食欲不振、悪心、ゲップが現れ、
体表には肌が荒れが出て来るのです。 

または消化しきれないで、弱い腸壁が、異種蛋白質を吸収してしまい、
食物性のアレルギーも出てきます。 

よって乳児の離乳食も腸の吸収が確りするまで、
1年近くは母乳で育てるのが乳児とっては良いのです。 

また先天の元気は親から授かった物ですから、
先天の質や量の問題は、我々にはどうすることも出来ませんが、
この中焦の後天の元気は生まれた後の消化吸収機能ですから、
我々にも十分に治療できます。 

よって脾臓の病変は下痢とか軟便、食後の膨満感が現れます。



2.脾は水穀の消化と吸収機能を有し、「意」を蔵します。

(井案) 素問における脾は古代の官職では倉廩の官です。

ここから、五味出るといわれます。

倉廩(そうりん)とは食料倉庫の事で、
その官職となれば、厨房の役人という役目です。 

五味とは、東洋医学では五臓の栄養素ですので、
ここで水穀の消化と吸収をしているのが分かります。 

よって消化機能を表す「意」を蔵しているとされているのです。 

この事で脾は味覚や食欲に関係します。 

消化器全般を司り、胃や小腸に命令して水穀を消化し、
栄養物を吸収してから、その残りに成った糟粕を大腸に送ります。
 

よって、脾が虚すると、消化器系の栄養吸収部門の働きが悪くなります。 

その為に味覚の異常、食欲不振、食物が腸に送られなくなり、
胃内停水、嘔吐などの症状が現れます。 

また内蔵の下垂が現れます。

これは胃下垂とかそれに連座して子宮下垂、脱腸にまで発展いたします。

更に門脈系の鬱滞等で臍付近の動悸が現われます。 

また脾虚のために表裏の胃が実となり、胃の熱が出ると、
口内炎や口唇が荒れます。 

これに精神異状をきたす事があります。 

この熱が大腸に移行すると、便秘や下痢を引き起こすのです。 

食欲と味覚は脾の運化が健全かどうかを能く現していますが、
脾に熱が有ると、口の中が甘くなり、
湿邪が有ると口の中がねばくなってきます。 


3.脾は肌肉や四肢を司り、燥を好み湿を嫌うとされる。 

(井案) 脾は肌肉や四肢を支配しています。 

四肢を働かせて筋肉の持久力を持たせます。 

特に肌肉の栄養や水分代謝を行います。 

これは脾が燥を好み湿を嫌うとされています。 

脾が弱ると特に肌肉に湿が溜り、働いている時は乾いています。 

この脾が弱くなると肌肉に影響が現われ、
痩せてきて肌にシワが現われます。

この皺は身体の中から治療しないと治りません。 

また、すぐに疲れ持久力が無くなります。 

また湿邪を受け易く、肌肉の水分代謝が滞り浮腫が起こります。 

まるで濡れた衣服を着ているように身体が重く、
全身倦怠や動きづらくなります。

特に肌肉は膠原線維と関係が深いと思われます。 

この時に、関節炎や膠原病のリュウマチにまで発展していくのです。 

特に肌肉は膠原線維と関係が深いと思われます。 

この膠原線維は結合組織のなかで最も重要な基質で
膠原細線維の大きな束からなり、
靱帯、軟骨、結合組織などです。 

その主成分はコラーゲンです。 

膠原線維は主に細胞と細胞、組織と組織の
隙間を埋める接着剤の役目をしています。 

また組織の欠損が生じると再生し、
補充する働きを担っています。 

また皮膚のたるみもコラーゲン不足が招いているが、
決してコラーゲンは皮膚から吸収いたしません。 

そこのお嬢さん、そんなにコラーゲンクリームを付けても無駄ですよ。

身体の中から治してください。 
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好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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