魏志倭人伝(11)動物と武器(1)

2011/10/17 Mon

(原文)
其地無牛馬虎豹羊鵲
兵用矛盾木弓 木弓短下長上
竹箭或鉄鏃 或骨鏃
所有無与但耳 朱崖同


(読み下し文)
その地には牛・馬・虎・豹・羊・鵲なし。

兵には矛・盾・木弓を用う。

木弓は下を短く上を長くし、

竹箭はあるいは鉄鏃、あるいは骨鏃なり。

有無する所、タン耳・朱崖と同じ。



(井案)
倭国の土地には牛や馬や羊が居なかったのか。

よって、農業の労役には使われていなかったのでしょう。

牛馬の朝鮮半島からの輸送が無かったのか、
または、輸送するのに大きな船が無かったのでしょうか。

それとも統治者が農業労役や兵器の馬に関心が薄かったのか、
では農業は人力だけの大変な作業で稲の耕作になります。

倭国の耕地面積が狭くて、
牛や馬の力が必要なかったのかも知れません。

色々と想像が出来ますが、
では日本の固有種の小さな馬はその後の古墳時代に
大陸のモンゴルから家畜として連れて来られた説があります。

この後6世紀の中頃には朝鮮半島の百済に
馬と兵の援軍を出しています。

今の北海道の道産子も日本在来種とされています。



倭国には獣類は虎と豹も居なかったのです。

朝鮮半島には有名な虎がいました。

鵲(カササギ)が居ないと書かれています。

何故突然に鳥の名前が出てくるのでしょうか。

現実には鳥は飛べますから、居ないのは変ですね。

鵲(カササギ)は扁鵲の鳥ですね。

扁鵲(へんじゃく)は古代の医者です。

2500年前の春秋戦国時代の医者とされています。

鍼灸の古典「81難経」の基になった本の著者とも言われています。

壁画でも医者が鳥の格好で病人を治療しています。

またこの鳥は人の霊魂を空に運ぶと信じられていました。

よって、病人の治療もその魂の取り扱いも
この鳥の格好をした人が行っていたのでしょう。

この鳥(鵲)が居ない倭国の病人やその魂は
放置状態で、いかに野蛮か国だった、となりますね。

だから鵲は記載するほど重要な鳥だったのでしょう。



また倭国は何が居たのかが書いていないのです。

よって、中国に居た外の動物は居たのでしょうしょう。

猫や犬は小さいので船で簡単に運ばれていたのでしょうか。

特に犬の最初は中国で狼から選抜された者が、
全世界に広まったと考えられています。

これは遺伝子が同じ種類という事です。

今は多種多様の犬族の先祖が同じとは信じがたいですね。



今、ロシアで人懐っこい銀ぎつねを飼育しているそうです。

これは毛皮にされる銀ぎつねを
人懐っこいのだけ選抜して飼育しているそうです。

犬のように、銀ぎつねのペットも現れています。

これらの多くの銀きつねは幼児期を引き継いでいるとの事で、
よって人に対しても恐怖を持っていません。

耳が垂れたりして、幼児期の特徴が現れているそうです。
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