胃病(12)完

2012/03/28 Wed

胃病(12)完

3月下旬ですが、まだ寒い日が続いていますね。

第一日曜日勉強会が4月1日にあります。

10時に好漢堂に集まって下さい。

前回から大きなテーブルが入りましたので、
十分に筆記が出来ると思います。

前回の胃経は「骭厥」の2字に
多くの意味が含まれている話でした。

今回はその続きです。

(本文)
是を骭厥(かんけつ)と為す


(井案)の続き

古典には短い言葉でも一つ一つが
結構、意味がある言葉が多いのです。


1~2回しか読んでいる人にはこの意味が伝わって来ません。

この「骭厥と為」は最重要な言葉なのです。

「骭」とは 脛(すね) のことです。

「厥」とは気の逆上の事です。


よって、前脛骨筋の部分の逆上であると書いてあります。


この言葉の意味する事は、
この下腿前面の前脛骨筋の部分の逆上を治せば、
胃の症状が改善すると考えられます。


例の弁慶の泣き所の脛骨の外側に当たります。

そこで、下腿の胃経を治療することだけで、
見事に症状は治りますが、
これは残念ながら、一時的な物が多いのです。


この胃経逆上の裏には、
胃経の逆上を引き起こしている
陰経が必ず隠れております。


表の症状(歴史)の裏には・・・陰経が有り!

(^ω^) 温故知新


この時の陰経は虚している時が多いのです。

実している経は症状が出やすいのですが、
虚している経は症状がハッキリ出ないので
難しいのです。


それを捜すのが治療家の仕事です。

闇雲に治療するのではなく、
確実に変動経絡を探さないと、
折角の治療した刺激が分散されてしまいます。


患者さんに余分な刺激を与えるだけで、
良い結果に結び付きません。


よって十分に患者さんを観察して下さい。

すると自然に分るようになります。

(^ω^) 志有る所に道あり。


例えば変動経を足の経として考えますと、
相剋関係から考察すれば腎経になりますが、
表裏関係を考えると脾経になります。

しかし症状から考えると時には
肝経になりかねないのです。


さらに手の経まで考えると・・・
それは混乱しかありません。

全身が鍼だらけになり、
これだと肝心の刺激が相殺されてしまい、
治療が成立したしません。

(^ω^) このブログ、ハリネズミでした。


よって診断は症状から証を探る事をすれば、
よほど熟練しないと誤診につながります。

だから確りとした診断をして、
根本を押さえてください。

これが我々治療家の務めだと思います。

頑張って診断の勉強をして下さい。

これで、胃病は終わります。

古典は何回も原文を読めば、
色々と見えてきます。

よって、解説文は必要が有りません。

読書百遍、 (遍は彳+扁)

而義自見

(読書百遍、意味がおのずから通じる)

百篇も読めば、意味が自然に判ってくるそうです。

これで胃経を終わります。

胃是動病完結
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コメント

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表と裏

なんともすごい風でしたね。
東京は帰宅時間が一番大変な時のようでしたが、
先生は大丈夫でしたか?
春一番がこない年は、このような春の台風になるんだそうですね。
新潟は夕方から荒れ始め、夜中中、吹きまくっていました。
胃経の完結編の内容は、
先生が常日頃おっしゃっていることと思いました。
「陽経は、症状が激しいが、実はその陰にその原因の陰経が隠れている。」
と、お話されていらっしゃいましたね。

院政ではありませんが(大河ドラマの見すぎかな?)
陰で、表側に出ている人を操る人がいるのですね。
自分の体でも、それを体験しているのですから、
患者さんのうったえていることに注意深く耳を傾け、触れていかないと、
つらい症状の方に気を向けてしまいますね。
本当に、アレも、コレもとならならないようにしていかなければなりません。

余談ですが、
今年フジテレビ系のBsで「孫子の兵法」という中国ドラマを放映しておりまして、そこで、
「呉越同舟」
「臥薪嘗胆」
の語源を知りました。
今は「三国志」が始まりましたが、
「そうそう」や「りゅうび」などの人名はわかるのですが、
他の言葉が、人名なのか、地名なのか役職名なのか、混乱しながら見ています。
(苦笑)
昔は、講談などで楽しみながら内容をしることができたそうですね。
「チャングム」の中でも、女官の試験で三国志から出題されていたような…。
はい、余談でした。

こちらは、まだ梅も咲いておりません。
今年は、梅と桜が同じ頃に咲き始めそうです。
では、この辺で失礼いたします。
おじゃまいたしました。

わんこ さんへ

強烈な風でした。
ボロな我が家が揺れました~(笑う)

チャングムの医女編は面白いですね。
再放送も見ました。

今は、韓国ドラマ「ホ・ジュン」を見ています。
これは患者さんに薦められたのです。

相変わらずのイジメと苦難ですが、
第10話付近から医員になる過程が始まります。

我々に近い話ですからご覧になって下さい。
と言っても、テレビ放映は終わりましたので、
レンタルですのでごめんなさい。
その中で医者の「秘伝書」なる物の話があります。

昔は内経や傷寒論が秘伝書でしたからね。
今は直ぐに手に入る書物ですが、
やはり手に入り難い物にすべきでしょうかね(苦笑)

苦労して手に入れる物は貴重と言われます。
本当にそうですね。

プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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