(22)線維筋痛症

2012/09/13 Thu

治療法(22)線維筋痛症

はじめに
今日、私が講師をしている専門学校で
前期の臨床実習の一環で、
好きなテーマでの治療体験と発表会を開きました。


この学年は前期の半年間ですが、
経絡治療の臨床実習(実際の患者を対象に治療を行う)と
更に別の時間に経絡治療の実技と講義を行ってきました。


皆さんは真面目に黙って授業を聞いていました。

臨床実習でも経絡治療のポートも詳しく書かれて提出されています。

しかし、本当に経絡治療に興味を持っているかが分りませんでした。


今回、この発表会を聞いたのは
私にとって、実に良い経験でした。

ある程度は予想していたのですが、
目の前は真っ暗で、肩の力も抜けてしまいました。


中には東洋医学を理解している発表もあり、
講評にも力が入りましたが、
多くは局所療法だったのです。


局所療法とは、
痛い部分や緊張した筋に直接治療を施す治療法です。

これは東洋医学では標治法と言われる方法です。


経絡治療(けいらくちりょう)とは
本治法を説いていたのですが、
全くこれには興味が無く、
多くの人は局所の治療法だったのです。

(~o~) アレ~

例えば
膝の痛みは罹患した筋肉を治療する。

これは一見、理に適っているように見えますが、
何故、何故、その筋肉が罹患したのか? ・・・です。

罹患した筋肉をジクジクと鍼を刺して・・・
それでは痛みが一時的に取れても、治りません。

後日には更に罹患筋肉は緊張を増して行きます。



難病で線維筋痛症(せんいきんつうしょう)という
全身に激しい痛みが生じる病気があります。

この患者を診た時も、他では全身に鍼を打たれるそうです。
これでは耐えられません。


全身を観察すれば、部分的な治療で済むのです。


東洋医学はそのように部分的な所を見ないで、
広く全体を診るのが特徴なのですが、
どうしても、部分を見てしまうのでしょうけね~

(T_T) ナサケナイ~

東洋医学は局所や短絡的な治療法ではないのです。

もっと広い視野に立ってもらいたいのですが・・・
余り、本治法経絡治療と言うのも問題でしょうかね。



話が変わりますが、
昔、ヨーロッパで飢饉が発生していました。

この飢饉を乗り切る為に、
南アメリカからジャガイモを輸入したのです。


しかし、
ジャガイモを食べた事が無かった当時のヨーロッパ人には
新しいし食物を受け入れられませんでした。


当時の支配者はこのジャガイモを広める為にした事ですが、
これが傑作です。

イギリスの支配者はジャガイモの料理と出して
皆さんに振舞ったのです。


反対に
フランスの支配者はジャガイモ畑を柵で囲い
取ってはいけないと看板を出したそうです。


イギリスは積極的に奨励して、
フランスは禁止したのですね。


さて、さて、どちらが成功したのでしょうか?
フランスのお陰で全ヨーロッパに普及したのです。


実はこの話は裏がありまして・・・
イギリスの料理人は料理の仕方が分らなく
ジャガイモの茎を料理したのです。

これは美味しくなかったでしょうね~(笑う)
優れた物でも使い方次第ですね。
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コメント

Secret

先生、お久しぶりでございます。

線維筋痛症に興味がありまして、
西田浩一先生の本を取り寄せています。
実際の患者さんにお会いしたことはないのですが、
とてもお辛い症状なのだと推察できます。

3年生となり、施術の機会が増えるにつれ、
自分の治療は標治にとらわれ、
本治にはなかなか至ってないことが課題となってきました。

最近は、標本と、選穴が同経や近位に偏らないように意識するようにしています。
治療方針を立てる際、欲張ってたくさんの穴を使いたくなりますが、
患者さんの体質や状況にあわせて
刺激量を調節するのが優先ですね。

まだまだ道程は長いです(^_^)

お嬢さんへ

元気にしていましたか。
卒業学年に成られましたね。
働きながらの勉強は大変ですがもう少しです。
頑張ってください。

膠原病や難病の患者さんは毎日苦しまれています。
この人たちに苦痛を与えないで、
楽にしてあげるのは我々の仕事だと思います。

線維性筋痛症の人も治療を強い鍼をすると痛みに耐えられません。
弱い軽い痛くない鍼治療が必要です。
その為にも刺激部位の選択が重要になります。

これが経絡治療だと少ない刺激で効果を挙げられるのです。
症状に囚われない本治法は面白いですよ~。
私もこれからもまだまだ勉強です~よ。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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