傷寒論序(15) 診断とは

2013/01/20 Sun

傷寒論序(15) 診断とは

国リハの陶芸部で、
今年初めての素焼きの窯出しでした。

皆さん良く頑張って作ってくれました。


mail25素焼き
部員の力作です。


mail25素焼き1
この中には私の作品はありません!
それは、口だけ出して、手を出していないのです。
ハハハ・・・(笑)

作品を出した時は
暖かいと言うよりも熱いのです。

これからサンドペーパで削り、
釉薬を付けて、色を掛けて
1200度で本焼きを行います。


mailカピパラ
患者さんが送ってくれた
カピパラです。
毛皮が暖かそうです。

私の治療院の玄関先のには15日の雪が凍って
お湯を掛けても、そのお湯が凍ります。

まるで冷蔵庫に中のようです。

患者さんの助けで、
玄関先の氷を剥がしてもらいました。

(傷寒論序文読み下し)

寸を按じて尺に及ぼさず、
手を握って足に及ぼさず。
人迎、趺陽、三部参(まじえ)ず、
動数発息(どうすうはっそく)は五十に満たず。
短期なれば、未だ決診することを知らず。
九候すなわち髣髴(ほうふつ)なき
決診することを知らず。


(井案)
診断者にとって、更に耳の痛い話しが続きます。

これは前回の患者を診断するのに、
症状だけで直ぐに薬方を決めてしまう医師の続きです。

(>_<) ユックリ シンダン シテー
手の脈の寸口だけを診て、
尺中までも診察せず。

ましてや、手の脈だけで足の脈も診ない。

これは言えますね~
師匠もよく言っていました。

( ^)o(^ ) シンダンガ タイセツ
九候である脈診をありありと想像できる
診断も知るよしもなく、
難しい脈も適当に診断してしまう。

これも言えます。

(^^ゞ マイッター
以前に臨床を組んだ先生が、
脈だけで病名の証を決定していました。

患者が帰るときに、
あの人には治療を受けたくないと
小声で訴える患者が居ました。

明らかに誤診があったようです。

やはり、患者の全身を診察して、
病名の判断をすべきでしょう。

(^_-)-☆ ゼンシンヲー
よって、学生には脈を診た時に
決して病名の証を口にしてはいけない。

もしも、言葉で病名を口から出すと、
他の部位の診断に入ると自分の手が
その病名を求めるようになるからです。


患者の身体が訴えている変化を
全身から漏らさずに診断してから最後に
病名を口に出して、決定しなさいと言っています。

\(◎o◎)/! イソガナイー
更に傷寒論は続きます。

脈も呼吸も五十も数えないで観察を止めてしまう。

こんなに短くては診断が出来ないのです。

九候の診断を深く思い起す事が出来ません。

診断は患者との対話と思って下さい。

東洋医学は診断が出れば、治療が決まっています。

だから、治療は簡単なのです。

治療の時間も短くて済みます。

次回で傷寒論序が最終回になります。
スポンサーサイト

コメント

Secret

No title

こんにちわ。残屑が凍り付いて、大変でしたね。
カピパラちゃんは、ねずみというより、うさぎに似ていますね。
どちらも可愛いですけれど。
確かに、脈だけで判断してしまう鍼灸師が多いですね。
ボランティァで、一緒に仕事をしていて、そう思いました。
我々は、脈、足の脈、腹診、候背診、舌診、その他にも、
患者さんが依頼の電話をくれた時から、診断が始まっていると思います。
予約が取れた、というだけで、ホッとなさって、症状が良くなる患者さんも居る位ですから。
治療家は、全身全霊で、診断にあたるべきです。
予約の電話での声、治療室に入ってくる時の様子、足の運びかたなど、
診るべき所が、いたるところにありますね。
治療は気の交流でもありますから、自分も常に良い形で健康でなければなりません。
傷寒論が、先生が仰るとおり、診断をしっかりして行かねばならないと、心を新たにしました。

No title

こんばんは。
記事の更新、有難うございます(^0^)/

氷がまだ残っていたのですか!
寒いのですね~ビックリです。
先生の作品は・・ないのですか??
次回は是非、私に何か作って下さい(笑)


う~ん。診断は重要ですよね~。
足の脈!?・・おぉ。

身体の変化を、全身から漏らさずですね~なるほど。
診断は、患者との対話!
いい言葉ですね~素晴らしいです☆

序文も終わりですか。次回もよろしくお願い致します m(_ _)m

こんばんは

関東地方の雪は、随分降ったのですねえ。でも、患者さんが雪かき(こおりかき?)してくださったり、誰も転んで怪我することもなくて、よかったです!

それにしても、足の脈をみるんですか?うーん、足もきれいにしておかなくっちゃ、と患者も気を抜けませんね(笑)。

こちらのお医者さんは患者の体を診るより、機械に聞いているという感じです。
確かに体の中を診ることができる、というのは便利だし腫瘍の大きさや位置も確実にわかるのですが、なんでも切っちゃえ〜!というのも、体に備わっている「直す気力」までもっていかれちゃうような気がします。

白い月の風さんへ

雪が凍ると大変です~(^^ゞ
この寒さで溶けません~

脈だけで判断してしまう鍼灸師は困り者ですね!
白い月の風さんも経験されましたか
この傷寒論の序文を見せて挙げたいですね(笑)

言われる通りに
依頼が来た時点で、診断が始まっています。
傷寒論の平脈方編にもそれが載っています。
治療家は、全身全霊で、診断にあたるべきですね。
でも治療は優しく、少なく、害を与えないようにして下さい。

治療は気の交流もありまね。
よって私も皆さんに治療を受けています。
自分も常に健康でなければなりませんからね。

傷寒論は素晴らしい医書です。
師匠は原文の裏に書かれている言葉を見抜きなさいと
何時も言われていました。
お互いにこれからも勉強を致しましょう。

一支国さんへ

まだ、雪が残っていますが、
今日の暖かさで、何とか溶けるのでは~と思っています。

私の作品はこの中には有りません。
次回にでも作ってみます。
チョコレートが好きだから、
チョコっとお猪口を作ってみます。
お楽しみにして下さい。

それは診断は重要ですね~。
皆さんの東洋医学概論でも、
病名である「証」に随って治療しなさいと
ハッキリ書いてあるのですがね~
何故、病名を付けないで治療が出来るのかが不思議です。

次回で序文も終わりですが、
経絡治療に戻るのか、魏志倭人伝に戻るのか
これが問題です。

Kayさんへ

今回の爆弾低気圧の雪には、参りました~(>_<)
治療院は週に2回だけですから
その間に雪が踏み固められて、凍っておました。

足の悪い人や、妊婦さんが来られるので、
滑ってしまってはと大変でしたが、
付き添いの方が率先して、氷を掻いて下さいました。
ありがたかったです。( ^)o(^ )

足の状態を診ますが、
主な治療点は
手は肘から指先、
膝から足先、です。
よって、普通に服を着ていても治療が出来ます。

鍼も極浅いので、筋肉に達しません。
ただ、皮膚の上だけです。
これでも、自律神経に影響があり、
治療ができるのです。

本来は未病治ですから、
病気が出ないようにするのです。
出てから来られる人が多いのですが、
アトピーでも段々に奇麗に成って行きます。
私も嬉しいです。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR