経絡治療序(2)随証療法

2013/05/07 Tue

経絡治療序(2)随証療法

随証療法とは、
西洋医学も同じですが、
東洋医学の治療でも先ずは
病名を付けてからです。

病名が無いのに治療は変ですよね?

東洋医学の病名は肺虚証など、
内臓の名前が付けられています。

その病名に随って治療を行う事です。

これが「随証療法」と言われる有名な言葉ですが、
出典と原文は以外に知られていません。

今回はこれを紹介いたします。
( ^)o(^ ) コテンヲ タイセツニ~

以下の原文は傷寒論 弁太陽病上に載っています。

(訓読)

太陽病、三日(さんじつ)、

已(すで)に発汗し、若(も)しくは吐(と)し、

若しくは下し、若しくは温針(おんしん)し、

仍(な)お解(かい)せざる者は、

此れを壊病(えびょう)と為す。

桂枝を与う中(あた)らざるなり、

其の脈証を観て、何れを犯せるか逆なるかを知り、

証に随(したが)いて之を治(ち)す。


(井案)
上の文の意味は、

誤った治療法を次々に行い、
患者の身体を壊した話です。
(>_<) ハツネツ デス~


はじめは患者が病に罹ってから3日目です。

これは普通の風邪ですので、
少しの発汗をさて治療する時期ですが、

医者は何を思ったのか、
過度の発汗をさせたのでしょう。

先回に紹介した「桂枝湯」で良かったのでしょう。

軽く発汗を促し、休んでいれば、病も治ったのです。

これは明らかに、サービスの過剰なのです。
(>_<) キョウシゲキハ イラナイー


これは鍼灸師もあります。

初めての患者さんに対して、
過剰な刺激を全身に与えてしまって、

後で患者が発熱を起こしたり、お腹が痛んだり、
嘔吐や吐き気を起こしなます。

身体がだるくて動き辛くなったりします。
(T_T)/~~~ タスケテー


初診の患者は極軽く治療するのが秘訣です。

但し、他の治療法を受けて来られている患者は違います。

それは、身体を壊している人が多いようです。
( ^)o(^ ) コノトキハ 脾キョショウデ


傷寒の病では、この過度の発汗は
患者の津液を消耗させますので危険です。

普通の風邪は少しの発汗が理想なのです。
((+_+)) ハッカン シスギ~


次に医者は発汗させても、解熱が起こらないので、
この病は既に少陽病に進んだと早合点してしまったのです。

よって、嘔吐もさせてみても、解熱しません。

発熱をしている患者を前には、
あわてている、治療者が居ます。
(?_?) イシャモ タスケテー デス。


焦って、診断をおろそかにして、
更に病が進んだと思い込んでしまい、

陽明病に入ったと考えたのです。

よって、伝家の宝刀の下痢を与えたのです。
\(◎o◎)/! チョット マッテー

次回はこの下剤の話をします。
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コメント

Secret

No title

こんばんは。
最近の気温の変動にはビックリで
先日は熱中症のニュースも流れていましたね。
この時期、身体がまだ暑さに慣れていないせいもあるのでしょうか。

随証療法・・やはり、診断が重要ですね。
それからこれは、私の経験からですが
患者の皆さまから、痛い部位の刺激を求められたり
施術する側(私)も、治療効果を得たい気持ちから
また、自分の施術の不安(自信のなさ)から
つい過剰な刺激を与えたくなってしまいます。
それが、患者さまのためにならないということを肝に銘じて
軽い刺激を心掛けたいと思います。

一支国 さんへ

一支国さん、素晴らしいですよ~
その通りです~ありがとう~

患者の痛い部位や硬い部位に
鍼やお灸や揉んだし擦ったりする
ただ施術を施すのは余りにも原始的です。

何故、その部位が痛むのか、硬くなるのかを考えて頂きたい。
何のために3年間も東洋医学を勉強してきて、国家試験を通ったのか

やはり、キチット病名を付けた治療が重要なのです。
おな流行の痛い部にせんせん灸をする。
これって、一時しのぎで、益々悪くして行くのが、見えています。
この様な誤解を早く理解してもらうためにも、
地道でも良いので、活動をお願い致します。

単に痛い部位を治療対象にしていては、
日本の鍼灸は外国に負けてしまいます。
ア! 既に負けていますかね(笑)

イエイエ今からでも遅くありません。
病名からの治療をお願い致します。

難しいですね

アメリカでよく感じるのですが、母親がADD(注意力欠陥障害?)と診断して投薬してほしい、躾の問題という事実を受け入れられない。その診断をしてくれるDr.を探して、意地でも診断してもらうようです。
さらに、「あのドクターは、必要な治療をしてくれない」と他のドクターに不安を訴えたり、友人に愚痴を言う人もいます。

日本ではそんなことは無いと思いますが、いずれにしても患者さんとドクターの間の信頼関係というのは、一日で築けるモノではありません。でも、築く努力というのは、双方の責任でもあると思うのです。
昔気質のドクターは、「オレの言うことを聞いていればいいんだよ」って感じでしたが。。。

私はドクターに遠慮せずに質問しまくるタイプですが、それぞれの立場で最善の治療が施されるように、体のことを理解してほしいし、ドクターのおっしゃることを理解したい、ということなんです。
ただ、「煙たいヤツ」と思われることも、多々あります。。。(苦笑)

Kayさんへ

アメリカのおかあさんは素晴らしいですね。
ドクターと納得されるまで、渡り合っているようですね。
日本の患者は殆どが言うがままで納得されています。

しかし、私の患者さんで、
正に自分が納得するまで突っ込まれる人が居られます。
ドクターの受診の話を聞いていると、
ナルホド~素晴らしいおばあちゃんだ~
と感心しておりました。

私もこのおばあちゃんの鋭い突っ込みに勉強に成りました。
私が答えられないと、次の受診までに、
答弁の準備が楽しかったですね。

ただ、この人は読書家で色々本を読まれていて・・・
私の知らない作家が出てくると
「へ~知らないのですか!」と驚かれるのが辛かったですね(笑)

私も「そんなに本を読んでいません~」と言うのですが、
ここが理解してもらえません。
あんまり続くと東洋医学の古典の話をしてウフフ・・・
逃げておりました~
おばあちゃんは知らない話ですからね~
(姑息な手段ですね)(笑)
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
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