最近の風邪は陰証から!

2010/07/13 Tue

前回では気血が体表で外邪を防ごうとして
表(ヒョウ)に気血が集まって来た状態を
傷寒論では太陽病と言います。

恋をしたときに発するあの言葉でしたね。
気持ちも、気血も舞い上がっています。
もちろん浮脈です。

これを恋の病と申します。さむけ(悪寒)もあります。
この恋のお薬(漢方薬)は効き目があります。

普通は発汗していると桂枝湯を重湯で飲みます。
発汗していない時は麻黄湯を飲みます。

これでも発汗しない時は大青竜湯を飲みます。
このお薬はどこかで聞いた事が有りますね。
花粉症でお悩みの鼻水取りの薬は小青竜湯です。

傷寒論の太陽病の定義では
「太陽病の病は浮脈、頭項強痛して悪寒する」とあります。
頭や項(うなじ)が強ばり痛む、

この文章から→葛根湯は肩こりに使われています。
仮に、実証で逆上せて、浮脈の人が、

肩こりや項の痛みは良いかも知れませんが、
虚証の肩こりは使うと悪化しますね。

だから漢方薬は診断が必要なのです。
よって、表実証に葛根湯を使っても良いのです。

先生は「葛根湯は麻黄湯よりも少し病が進んで、
胃腸の症状が出た時に用います」と言っていました。

さらに、最近の風邪の治療法に対しての注意として、
次の言葉も付け加えていました。

「最近の風邪はこの様な陽証の風邪は少なくなりました。
よって始めから陽の薬を使うのは危険ですから
陰証の薬から入りなさい。」
と言われました。

薬の名前は恐れ多くて、聞きませんでしたが、
思うに太陽病と同じ寒気がある、少陰病の時に使う・・・
ウ~ン思い出せない。

最近この「ウ~ン」が多くなりました。
太陽病のお薬には桂枝という薬が多く使われています。
この桂枝は良い香りが致します。
シナモンティーに入るニッケイですね。

これを嗅ぐと元気になります。
落ち込んでいた気持ちも無くなります。

これは桂枝には陽の性質が有るからです。

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コメント

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さてさて

最近の風邪は 陰証の 薬から入るんですか?
肺陰虚の 麦門冬湯とかは いかがでしょう?

三重大学に 東洋医学専用外来が出来たとか。
癌の痛みとかにも 効くのでは・・・と 取り入れられた、そうです。
こういう 大学がいっぱい出来てくると良いですね。
ただし 保険は使えない 自由診療だとか、、、
まったくもう 厚労省は 何を考えているんでしょう?
早く 東西医学を自由にどちらも 診療が受けられるようにして欲しいものです。

虚弱な人

傷寒論が書かれた時代は今のように車や電車などの
足を使わない移動手段は殆どありませんでした。
馬に乗るにも体力が入りますし、まぁ、精々馬車程度だったろうと
思います。
その頃の屈強な人と現代人とでは比べようも無く、
現代人は虚弱です。
歩かなくなりました。手作業、肉体労働が殆どなくなりました。
スーパーに買い物に行っても、カゴを持って歩けずに、
カートを押して歩いています。

これでは風邪一つひいても、虚証の風邪が多いに違いありません。
お腹に虚寒があって、表位に実した熱がある、
「麻黄附子細辛湯症」でしょう。
風邪を引いて熱が出、ただ疲労感があって気力なく、じっと静かに寝ているだけ、そんな風邪の人が多いのでは?

かくゆう私も、そんな一人です。ハイ。

ありがろうございます。

皆さんのコメントは
私の舌足らずの文章を
補正して頂いております。
申し訳ありません(笑う)

麦門冬湯ですが、
名前から冬のお薬のようですね。
主な原料はりゅうのひげの根瘤です。
根瘤を少し炙って、柔らかい内に
歯で芯を抜きます。

以前この麦門冬を買ったら
大きいし芯が有るまま
裁断してありました。

芯と周りは作用が違うので
これは使えません。
よって私の狭い庭には竜のひげを
植えておりますが、
まだ使った事がありません。

そうそう少陰病は
「麻黄附子細辛湯」でした。
このお薬も素晴らしいお薬です。
お腹に冷えが在ると、
これを温めて、この水を体表に運び
体表から発汗させるのです。

寒気があれば
太陽病と少陰病のどちらかです。
先生流ならば少陰病からになりますね。
寒気が無ければこれとは違います。



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(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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