脾経の始まり足の先

2015/02/15 Sun

前回は難しかったとのコメントが有りましたので、

今回は少し平坦に書きました。

脾経は消化器系に関係が有ります。

消化器系の代表的な神経は

自律神経の副交感神経です。

これぞー鍼灸治療の本領を発揮できる分野です。

マイ吉は一人で食事をしています。
IMG_3948 1人で夕食

大きな魚を箸で突いて、口に運んでいます。

IMG_3945一人で夕食

大き過ぎたのか凄い顔で食べています。

自分で食べられるようになるのですね。

IMG_3946.jpg

脾経の経絡の流れ(流注)を説明します。

これは親指の外測から始まり、

経絡は下腿では内側を走行しながら上に登ります。

大腿部では全面内側を上行し、

お腹では内部に入ります。

ここでイラストが有れば良いのですが、


脾経のイラストが入っているつもり!


私は書けません、誰か書いて~~♪


以前説明した腎虚証では、

髪の毛が抜け、

肌が荒れ、

歯茎が弱り、

手足が冷えて

とまるで抗癌剤を使った後のようでしたが

脾虚証は全く違います。

元気ですがしかし、

脾の作用は消化器系を支配しますので、

症状は消化器系に多く現れます。

その他に、

困ったことに脾は湿気に弱いのです。

脾の働きが弱ると、

「むくみ」として現れます。

浮腫む場所が問題なのです。

脾の支配している「肌肉」です。

「肌肉」とは皮下組織や膠原繊維一般の事です。

ここに水が停滞するのです。

女性は下腿の浮腫に悩まされます。

正に、体質的に下腿の皮下組織に溜まるのです。

しかも、水が溜まると、老廃物も便乗致します。

これが、ネリマの原因に成ってゆきます。

早く排除しないと、静脈の弁が壊れてしまい、

静脈瘤の可能性が発生してきます。

また、水分を溜めていますと、

細胞を結んでいる膠原繊維にストレスを掛けているのです。

難病であるりュウマチなどの膠原病を引き起こす事もあります。

よって脾経をコントロールして行かなければなりません。


では古典の文を紹介します。

(本文)脾、足の太陰之脉は、大指之端に起こる。

(井案)顔から下ってきた足陽明胃経の脈を受けて、

足の母指の内側端から脈が起こります。

そこには隠白穴があります。

内側端とは親指の外側になります。

 (経穴の特徴)

隠白(いんぱく)=性質は「木」です。

名前からは、隠れた白色で「隠白」ですが、

実際に白色の性質では無く、

「木性」の青色の性質です。

青色は肝の性質になります。

肝は脾を尅(こく)します。

尅すとは肝が脾から栄養を持って行くのです。

よって、この隠白穴は脾経では

天敵の性格を持っているのです。

脾経を充実させたいならば、攻撃(瀉法)を行います。

脾経が強ければ隠白穴を補う(補法)を行います。

この様な穴を天邪鬼(あまのじゃく)と言われています。

「犬の尾っぽ」または「杵の頭」とも言います。

この言葉は昔に祖父が言っていました。

犬が東を向けば、尾は西ですから、逆ですね。


隠白穴の作用は脾の統血作用です。

統血とは血の統率をすることです。

女性では血の道の関係となるのです。

よって、月経関係や不正出血の時に用います。

一般的には上焦の逆上の時には、

治療は気を下げる方法を取ります。

井穴は上焦(身体の上部)に関与するからです。

気の上昇はこれを使います。

一般に「のぼせ」とも言われます。

これが、人は気の上昇を起こしやすいのです。

それは1種の防衛反応だからです。



よって、治療対象は精神興奮での逆上

子供の夜驚症などにも用います。


また、お腹が張り、嘔吐する時にも用いられます。


身体の下からの突き上げを解除してくれるのです。

よって、嘔吐だけではなく、

のぼせの為の違和感や頭痛にも良いのです。

DCIM3660脾経

上から見た隠白穴の写真です。

隠白穴は右の端の赤い印です。

足母指内側端の爪の生え際に有ります。

先端は非常に敏感な所です。

まともに刺鍼はできません。

ましてや管鍼で「トントン」はとんでもありません。

鍼で少し触れるだけで十分なのです。

DCIM3661脾経

側面から見た隠白穴と、真ん中の大都穴

左端は太白穴です。爪痕は公孫穴の予定地です。

人の親指の両端には凄い治療効果があるのです。

脾実の時は補法をいたします。

瀉法は単独でも使えます。


しかし、この瀉法は緊急事態の時です。

実際の治療では間接的に補法して、

結果的に瀉法に致します。

瀉法は簡単です。

速く鍼を抜くことです。

すると・・・ジワッと何かが出てきます。

これが刺絡になるのです。
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コメント

Secret

うーむ、もしかすると、以前は私、腎虚と診断いただいてましたが、脾虚になってきている気がします。

神山おっとさんへ

ウーム、おっとさんは肝虚証ですよ、
仕事が順調にこなせれば肝虚証です。

脾虚証になるのは難しいです。
しかし、脾虚証の方が長生き出来ます。
だんぜん脾虚証が良いです~♪

やっぱり難しい???

わかったような…。わからないような。以前はずいぶんのぼせてた気がしましたが。
脾虚症は、ほんと、女性の特徴が出るんですね。

ひとつ謎が。。。
ネリマになる!とは練馬ですか?土地?!
また、更なる脾虚症の世界、楽しみにしております。

No title

こんにちは。ご無沙汰しております。
旧正月ですね。
今季はほんとに寒い冬でしたが、春も近いでしょうか♪
暖かくなるのは嬉しいですが、
花粉にPM2.5、黄砂・・などに悩まされそうな季節となります。
(今のところ花粉症はないですが)

まいちゃんはお魚好きですか?
一人で食べれてスゴイですね!


隠白穴(脾経)の詳しい解説をありがとうございました。
すっかり忘れていることもあるので、大変助かります~(^^;

自律神経調節が経絡治療の醍醐味ですね!

また解説をよろしくお願いします~ m(_ _)m

とっと さんへ

もっと、勉強したいと思います。

ネリマまたはミウラ、またはサクラジマです。

溜めた老廃物は中々取れません~、気をつけてね~

一支国さんへ

こんばんは~中々ブログに入れないで、やっと入れて
返事が書けました~

春節ですね!
今年の運気論では
南に雲が現れ、低気圧の通過が多い。
春は通常道理に来るのですが、
夏以降は気温が上がらす、日照時間も短く、
穀物は成熟が遅くなり、
冷夏の様相です。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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