繆刺論篇第63-3.

2015/11/21 Sat

マユ吉君リンゴパイに挑戦
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見事に作れました。残念ですが私は食べれませんでした。涙

前回はお腹が張った時に有効な1穴でした。
これは色々な場面に使えます。

その膨らんだお腹でも
全部脂肪だと思って諦めないで下さい。

今回は経脈編の絡脈との違いを比較致します。
患者の腎虚証の治療をしても、

症状の腰痛などが改善しない時には、
正経の邪気が居なくなったが、

邪は絡脈に存在したのです。
そこで、絡脈を治療すると下記の症状が改善するのです。

本文の解説を致します。
足の少陰之別の名前を太鍾(たいしょう)と言います。

本経は内踝の後ろから踵骨(しょうこつ・かかとの骨)を巡り、
絡脈は、ここから別れて、太陽膀胱経に向かいます。

もう一つの絡脈は本経の腎経に添って上行して心包に行きます。
そこから下りて腰や脊を貫きます。

 この大鐘絡脈が病になると、
腎の気が逆上して来て、

色々と悩みもだえ苦しむ事が起きます。
これは精神的な苦しみもあるのです。

兎に角、悶々として、苦しみます。
この絡脈が実すれば、小便が出なくなります。

虚すれば、腰痛が起きます。
この腰痛は疲れ腰と言われるものです。

朝起きた時や、椅子から立ち上がった時などです。
これが太鐘穴に当たるのです。

DCIM4092.jpg
写真:太鐘の穴を示しています。
踵骨上縁と踵骨腱・アキレス腱を意識して下さい。

これらは腎虚証の症状を含んでします。
腎虚証の治療で患者の身体は改善して行きますが、

上記の症状が取れない時に、
未だ絡脈に邪が残っていると考えるのです。

あくまでも正経から別れた邪気です。
繆刺編では、外から邪気が入って来て、

正経に入れずに、絡脈に停滞したのと違います。
よって、症状も治療点も異なってくるのです。

ここを確り鑑別して頂きたいと思います。

よって、この絡の病は、
正経の治療後、症状が改善しない場合に有効と成ります。

絡脈が実すれば、
小便の出る孔が閉塞して小便が出なくなる。

ここで問題です。
ここでは多くの解説ではサラリと

小便が出ないとだけ言って逃げる部分です。
何故でしょうか。

確かに男は40歳後半から
ジワジワと前立腺が肥大して行きます。

最後には殆ど全員が
小便の出なくなる病気になります。

これは腎虚証が進んだ状態です。
上記の症状では何故実すれば、

と成っているのでしょうか。
昔では大変な病気だったと考えれば簡単に分かります。

 虚すれば、腰が痛くなる。
これは腎虚証の腰痛で、

特徴は痛みかたがジンワリとした痛みで、
朝起きた時や、座っている状態から立ち上げる時に

「よっこらしょ!」と言いながら痛みが起こっています。
俗に言う疲れ腰程度の物です。


DCIM4093.jpg
写真:椅子から立ち上がると、
腰の痛みが起こり、腰に手が行ってしまします。

しかし腰の中央にある志室穴には
確りとした硬結が存在しています。

プロとしては、ここ志室には直接
刺鍼の治療をしないようにして下さい。 

腰部の直接の刺鍼は駄目です。
大鍾穴の治療は内顆に向かって押圧致します。

全体的に健を内顆に戻すように圧迫するのがコツです。
 疲れ腰的な腰痛治療は腎経が良いのですが、

強い痛みの腰痛は別の穴です。
この太鐘穴の裏に在る穴や膝窩の穴ですが、

その内に出てきますので、その時説明いたします。
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コメント

Secret

No title

舞吉楽しそう(#^.^#)
美味しくできたかな^^

腎に始まり腎に終わる。。
先日経絡の先生に教えて頂きました。

少しでも遅らせるように治療&自宅で直灸がんばります^^

♪デコ♪さんへ

ありがとうございます。
舞吉も楽しんだそうです(*^_^*)
娘が焼ず過ぎで、焦げたのが問題でした。

施灸でインフルエンザから身体を守って下さい。
また筋肉を作って、いざの時の準備も忘れずにしてください。

No title

まゆちゃん。手作りお菓子いいですね~♪


絡脈の病(症状)も色々あるんですね。

今回の絡脈の病は、正経の邪気の残り、で

繆刺編の病は、正経には入ってない邪気、ということですね?

うーん。面白いです~

正経の治療で取れないときに、使ってみたいと思います(^^)


・・私も「よっこらしょ」が増えてきました(笑)

これからの解説も楽しみにしています!


いよいよ冬将軍がやってきそうですね(>_<)
寒暖差は身体にこたえそうです。

一支国さんへ

マイ吉君も真剣に作ったそうです。
絡脈の病(症状)はこれからたくさん出て来ます。

今回の絡脈の病は、腎の邪気が絡に入ったのですね。
繆刺編の病は、外邪性ですから、体表面をウロウロしてます。

正経の治療で取れないときに、是非使ってみてください。
初めから使うというよりも、後で使うのが良いようです。

我々は色々な切り札を用意していなくてはいけません。
その切り札の一つとして覚えて行くと良いと思います。

繆刺は多いので、数か月掛りますが、
付き合って下さい。面白い症状もありますよ。

暖かいです、11月ですよ!
この異常に暖かいのは危険です。

この後体調を崩す人が多く出ます。
冬将軍も辛いですね。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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