経脈編 

2010/05/26 Wed

経脈編第十
(原文)
黄帝曰。人始生、先成精。精成而脳髄生。
骨為幹、脈為営、筋為剛、肉為墻、
皮膚堅而毛髪長、穀入于胃、脈道以通、血気乃行。
雷公曰。願卒聞経脈之始生。
黄帝曰。経脈者、所以能決死生、處百病、調虚実。
不可不通。

(読み下し文)
黄帝曰く、人始めて生ずるに、まず精を成す、

精成して脳髄生ず、骨は幹を為す、脈は営を為し、

筋は剛を為す、肉は墻を為す。

皮膚は堅くして毛髪長ず、穀胃に入り脈道もって通じ、

血気すなわち行る、

雷公曰く、願はことごとく経脈之始て、生ずるを聞かん。

黄帝曰く、経脈は 能く死生を決し、百病を処し、

虚実を調え、もって通ぜざるべからず。

(井案)
精とは男女の生殖の精が合体して、個人の精が形成されることです。

「脳髄生ズ」とは精から脳髄が生まれて、順次に発生しています。

この文章は人体の発生と似ていります。

よって古典の時代には解剖も人体の発生起序も分かっていたはずです。

「穀胃ニ入リテ、脈道通ズ」とは胃に穀物が入って初めて脈が流れ始め、

生命の営みが行われるのです。

この「穀胃に入る」は重要なフレーズです。

人間はお腹の中に物(飲食物)を入れて初めて、気が巡るのです。

生きて行く力が出てくるのです。

だから 体外部から点滴などをして、いくら栄養物として入れても、

最後はやはりお腹に温かい物を入れないと、

人間は生きる元気が出てこないのです。

これを知ってもらいたいのです。

よって「何か食わせろ~」ですが、

腎虚では出る物が出ないと、食欲が有っても、口には入りません。

これは腎の経脈で解説します。

「不可不通」とは人は二重否定文には弱いのですが、

あえて二重否定で、より経脈の必要性を強調しています。

治療は経絡を上手く流し事に尽きます。

経絡が正常に流れていれば、それだけで病気が治るのだと言っています。

次に個々の経絡の流れを紐解いて行きましょう。
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コメント

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当に…

これは当に私の為に書かれた文ですね。
お粥から始めて、ようやく普通食に戻しました。
疲れが全然違う事に気付いた今日。
お腹に食物を入れる事が生きて行く事なのですね。
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(井案)

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