三焦経と治療1

2010/09/14 Tue

好漢医学林日曜勉強会

先日北千住治療院にて三焦について勉強会を開きました。

三焦とは臓腑では名前が無くて形が無いものです。

これは実態が無くて作用だけが有ると言う意味です。

この作用を仕事に当てはめて列記しますと

1.水道屋さんです。
  全身に上下水道を設置します。
  特に水の道による疾病が多い中、 
  この三焦経の役割が非常に大きいのです。

2.エネルギーセンターです。 
  熱の産生機関で熱を全身に送ります。

3.窓の開閉係りです。
  皮膚には窓という毛穴があります。
  ここを開いたり閉じたりして汗や熱を放散したり、
  閉じて熱を逃がさないようにします。

4.お弁当屋さんです。 
  穀物から得られた精微(栄養)を
  運ぶ手伝いをします。

5.屎尿処理屋さんです。
  排泄物を処理するのを手伝います。

その他の作用は色々と有ります。

実はこの手伝いが三焦の役割なのです。

他の臓腑の手伝いをしているのです。

よって古典では

「臓腑の外衛」と言われています。

よって鍼の治療後はこの三焦経を使うことが多いのです。

三焦経の経脈は薬指から出発します。

手の甲を上ります。

この手の甲は非常に重要なポイントです。

皆さんは寒くなった時、緊張した時、

不安に為った時に自然に手の甲を擦っている事があります。

実にこれです。

身体を暖めたい時、緊張とほぐす時、

ぎっくり腰、寝違いの時は手の甲の治療が有効です。

この手の甲の多くを三焦経が支配しているのです。

三焦経は更に手首から前腕に進みます。

ここで橈骨側と尺骨側に分かれます。

2つに分かれるのは聞いたことが無いでしょう。

しかし実際には2本に分かれた三焦経は

他方とは全く作用が違うのです。

よって2本として成立するのです。

この続きは次回25日の土曜会の後に致します。
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コメント

Secret

三焦経

解かりやすいポイント説明、ありがとうございます。
手の甲を三焦経が主っている…
確かに、腰痛点、落枕穴と筋張った筋を緩める効果がある穴が、
手の甲にはあるのですが、言われるまで気付きませんでした。

また、三焦経が2本に分かれるなんて、
どの本にも書いてありません。

私が三焦経を研究した出発点が、支溝、会宗の所で、
角々に曲がっていて、これで経絡が流れるのだろうか?
という、疑問点でした。
先生から、「経絡発明」という本を教えて頂き、
確かに、2本に別れるけれども、先生の説かれる流れとは違っていて
???
でしたが、今は、先生の説明に納得、治療効果にも納得です。
詳しくは25日の勉強会後のブログに期待しましょう。

使い方次第

白い月の風さんへ

三焦経は色々な働きがあります。v-63
これらは使い方が色々あります。
しかし刺激の穴が多すぎると返ってv-40
今までの使用した穴が無効になるのです。v-12

使用時は穴を選んで最少に使用してください。
これが鍼灸師の楽しみにもなります。v-238
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(井案)

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