虚実論と補瀉 (1)

2010/11/26 Fri

今回から東洋医学の基礎編の
 
虚実論の話を始めたいと思います。

虚実とは東洋医学の診断では、

非常に重要な概念の1つです。

これも陰陽論と同じく、

虚と実と云う2つの相対する

2元的な考え方を致します。

我々はこれら虚実を漠然と分っているのですが、

実際は随分と複雑です。

よって病気に対して、

治療師の我々が、

この虚実にどう対応するかという問題があり、

非常に重要な理論になります。

ここで「虚」と「実」について、

本来の意味を挙げてみます。

「虚」とは中がうつろで空っぽの意味があります。

よって人間に当てはめると、

力が弱い、精気が少ないとされています。

「実」とは虚と反対で中がいっぱいで充実していることから、

力が有る、精気が満ち溢れているとされています。

これらを判り易くするために、

虚実を対比してみます。

虚=元気がない。弱々しくて痩せている

 よって精気が衰弱している。体力の減退がある

実=元気がある。力強く壮健で肥満である

 よって精気が充実している。体力旺盛である

ここまで挙げてみると、

実の方が素晴らしく、元気もあり、

これからの人生を快適に過ごせそうです。

反対に虚の方はどうも辛そうだし、

しかも虚になれば病気になりそうです。

だから虚よりも実の方が良さそうだなと、

考えてしまいますが、決してそうではありません。

これを、病気を引き起こす邪気の側から考えてみますと、

少し事情が違ってきます。

虚=邪気が少ないし、その邪気も弱い

実=邪気が多い、邪気が盛んでしかも強いのです

以上を見ますと、虚の方は邪気が弱いので良さそうですね。

では何故このような事が起きるのでしょうか。
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

コメント

Secret

邪気の量が変わる?

気血が少ないと、何故邪気も少ないのですか?
邪気の量は同じなのでは?
教えてください。

ポンコさんへ

久し振りです。
見て頂けたのですね。
しかし、質問は大変な事です。
一番厳しい質問です。困りました。(汗)
搦め手を攻められた気持ちです。(笑う)

これは漢方的な考えの一つですので、
コメント欄では荷が重過ぎます。
よって、ここではなく、
本文に何時か掲載したいと思います。
今回はお許し下さい。
プロフィール

(井案)

Author:(井案)
好漢堂のブログへようこそ!
東洋医学をもっと身近に感じてもらいたいので、
このブログを開きました。
質問を気軽にして頂ければを思います。

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