気血の移動

2010/11/29 Mon

外邪の侵入に対して、

自分の気血(精気)が反対に弱く少ないと、

自然に邪気も弱くなり、かつ少なくなるのです。

だから戦いが始まらないから、

発熱などの強い反応が現れません。

よって病は静かに進行しているのです。

これは戦争に例えると

戦う相手が居るから、激しい戦いになるのです。

体表防衛線に相手が居なければ、

外邪も戦いにならず素通りするのです。

素通りした外邪は内部にと侵入するのです。

これは人体にとっては大変な事になります。

そこで、確りした軍隊を育成しなくてはいけません。

この防衛方法は次回にお話します。

よって病気の時は虚実の症状は次の様に表せます。

虚=熱が低い。
  病気の症状は静かである。手足が冷えている


実=熱が高い。
  病気の症状は盛んである。手足までが熱い


となります。

この時の手足の熱いのは、

陰虚証による手足の火照りとは違います。

これは陰陽虚実論にて説明致します。

虚は熱が低い、外邪も少ないので

虚の方が良いかなと思われますが、そうとも限りません。

虚は体力も精気も少ないから危険です。

またこの事からも、

鍼の治療も実証時に対しては

強い刺激を取っても良いのですが、

虚証に対しては弱い刺激で十分である事が判ります

勿論経絡治療は虚の経絡を治療することで、

実している経絡を治療するのが目的ですから、

虚している経絡の治療は弱い刺激で行う事

明白だと思います

強い刺激は生体に傷を付ける事が多いので、

出来るだけ避けたほうが良いと思います。


前回のMGRさんのコメントにも書きましたが、

運動や戦いや仕事の時は気血を表に集めます。

表に集めないと、素早く動けません。

一般の治療院では患者さんを

見かけ元気にするために、

背部や頚部、顔部に直接に施術して

気血を表に集めます。

またはホットパックで体表部を温めます。

これも気血を表に集めます。

これで本人(患者)は元気になった気持ちになるのです。

これが大きな誤算です

癌や内臓疾患の人(患者)は

内部に気血が少ないので、病気に迎えられないのでダウンです。

よって治療院は元気な人しか治療に来ません。

この治療は癖になるので(習慣性)

患者は常に行かなくてはなりません。

だからこのような治療院は繁盛いたします。

本当の気血を調節するのか、

誰が来ても、気血を表部に集めるのか、

どちらを取るかは術者次第です。 
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テーマ : 鍼灸
ジャンル : 心と身体

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